高校世界史B
5分で解ける!オーストリア絶対王政に関する問題
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練習の解説授業
三十年戦争でオーストリアは得をした!?
1648年、三十年戦争の講和条約として ウェストファリア条約 が締結され、神聖ローマ帝国は分裂してしまいました。これを 有名無実化 と表現します。
代々神聖ローマ皇帝とオーストリア皇帝を兼任していた ハプスブルク家 にとって、この分裂は有利にはたらきました。オーストリア皇帝として国内経営に専念できるからです。オーストリアの全盛期はここから始まりました。
オスマン帝国を撃退したオーストリアは カルロヴィッツ条約 を結んで ハンガリーなどの東欧諸地域 を獲得、領土拡大に成功しました。
偉大なる女帝!マリア=テレジア!
マリア=テレジア は即位と同時に、彼女の即位を発端とした オーストリア継承戦争 に巻き込まれました。その後の 七年戦争 も戦い抜きましたが、これらの戦いを通して プロイセン が シュレジエン を領有することになりました。
オーストリア継承戦争に敗れたマリア=テレジアはシュレジエンを取り戻そうと考え、長年敵対していた フランス と同盟関係を結びました。これを 外交革命 といいます。しかし、結局シュレジエンを奪回することはできませんでした。
改革を試みた皇帝とその結末
マリア=テレジアの長男 ヨーゼフ2世 は 啓蒙専制君主 として知られ、 理性 に基づいた 合理的な改革 を進めました。
ヨーゼフ2世は農奴の人格的自由を認める 農奴解放令 を発表し、さらには制限つきで信教の自由を認める 宗教寛容令 を発表しました。
啓蒙専制君主として「上からの改革」を行ったヨーゼフ2世でしたが、貴族らの反発もあり改革はうまくいきませんでした。
高校世界史Bの問題
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今回はオーストリア絶対王政についての学習でした。
それでは、内容を確認していきましょう。