高校世界史B
5分でわかる!ビザンツ帝国の継承者!
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この動画の要点まとめ
ポイント
ビザンツ帝国の継承者!
これでわかる!
ポイントの解説授業
ポイントの1つ目は「ロシア絶対王政の始まり」です。東欧諸国の絶対王政、今回は ロシア に注目します。まずはロシアが絶対王政期を迎えた背景を説明します。
ロシアは「ビザンツ帝国の継承者」
ロシアでは、13世紀頃から モスクワ大公国 という国が成立していました。実はこの国、かつて勉強した ビザンツ帝国の「後継者」 と呼ばれたのです。
ビザンツ帝国とは、395年に ローマ帝国が東西に分裂 したことで成立した 東ローマ帝国 の別名でしたね。395年に成立したビザンツ帝国は、 1492年にオスマン帝国に滅ぼされました。
モスクワ大公国は、滅亡したビザンツ帝国の地位や制度を引き継ぎました。例えば、大公 イヴァン4世 は ツァーリ という称号を正式に採用しました。この称号は、本来 ローマ皇帝 や ビザンツ皇帝 を指す言葉だったのです。
イヴァン4世は 領土拡張 にも着手しました。騎馬民族 コサック のリーダーである イェルマーク という人物に依頼し、 シベリア へ進出したのです。
ロマノフ朝の成立
イヴァン4世は1584年に亡くなってしまいました。その後ロシアの王朝は一時断絶し、1613年に新たな王朝が誕生することになります。 ロマノフ朝 です。
ロマノフ朝の創始者を ミハイル=ロマノフ といいます。彼は 農奴制の強化 などの厳しい政策を行ったため、農民たちは反発しました。その結果、彼の死後に ステンカ=ラージンの乱 と呼ばれる農民反乱が発生します。ただ、この反乱は鎮圧されてしまいました。
以上、モスクワ大公国とロマノフ朝について勉強しました。次のポイントでは、ロシアをさらに発展させた ある国王 に注目します。
東欧絶対王政の3回目。
今回は「ロシア絶対王政」について学習します。