5分でわかる!科学の大いなる発展!
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
ポイントの1つ目は「科学の発展」です。絶対王政期(16~18世紀頃)のヨーロッパでは、科学のさまざまな分野で著しい発展が見られました。これを「 科学革命 」と表現します。科学革命の内容を、分野別に勉強していきましょう。
物理学の発達
まずは 物理学 の分野に注目します。物理学においては ニュートン という人物が活躍しました。こちらを見てください。
イギリスの物理学者であるニュートンは 万有引力の法則 を発見しました。 全ての物体は互いに引っ張り合う という法則です。彼は『 プリンキピア 』という本を著し、万有引力の法則を発表しました。
化学の発達
続いては 化学 分野です。化学分野では2人の人物を紹介します。こちらを見てください。
1人目はフランスの ラヴォワジェ です。ラヴォワジェは 質量保存の法則 を発見するなど、化学の発展に大きく貢献しました。
実は、この偉大な業績には裏話があります。貴族階級に属するラヴォワジェは 庶民から集めた税金を研究費に充てていたのです。 彼は結局 フランス革命の際に処刑されてしまいました。
2人目はイギリスの ボイル です。彼は気体の圧力と体積の関係を解明しました。彼の発見は ボイルの法則 と呼ばれています。
以上、化学分野の発展でした。 ラヴォワジェ と ボイル 、この2人をしっかり覚えておきましょう。
生物学・医学分野の発達
続いては 生物学・医学 分野です。今度は3人の人物を紹介します。こちらを見てください。
1人目はイギリスの ジェンナー です。彼は 種痘法 (天然痘の予防接種)を開発し、免疫学という学問の基礎を築きました。
ちなみに、ジェンナーは新しく作った薬を人の体で試していました。使用人の子どもや近隣の人びとを実験台に、薬の効果を検証したのです。彼は偉大な業績を残しましたが、その実験手法には批判もありました。
2人目はスウェーデンの リンネ です。彼は 植物分類法の体系化 に貢献しました。
3人目はイギリスの ハーヴェー です。彼は 血液循環説 を唱えました。心臓がポンプの役割を果たすことで、血液が全身をめぐるという考え方です。
ジェンナー 、 リンネ 、 ハーヴェー 。生物学・医学の分野では、この3人をおさえておきましょう。
東欧絶対王政の4回目。
これから3回にわたって「絶対王政時代の文化」を学習します。文化の中でも、この授業では 科学 と 哲学 の分野を扱います。