高校世界史B
5分でわかる!文学作品にも時代の特色が現れる!
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この動画の要点まとめ
ポイント
文学作品にも時代の特色があらわれる!
これでわかる!
ポイントの解説授業
フランス古典主義文学|王様好みの作品が登場!
絶対王政期の文学には 時代の特色を反映した作品 が多く見られます。 17世紀 に発達した フランス古典主義文学 がその例です。
17世紀 といえば、ちょうど フランス絶対王政の最盛期 を築いた ルイ14世 の時代にあたります。ルイ14世の勢いを象徴するかのように、この時期には 国王や貴族に好まれる文学作品が多く登場しました。 こちらを見てください。
コルネイユ は古典主義 悲劇 を創始し、それを ラシーヌ が大成しました。そして モリエール は古典主義 喜劇 を大成したのです。 コルネイユ 、 ラシーヌ 、 モリエール の3人は「三大劇作家」と呼ばれています。
イギリス市民文学|市民中心の文学が発達!
フランスで王様好みの作品が登場した一方、イギリスでは 市民文学 が栄えました。どうしてイギリスでは「市民」が中心なのでしょうか?
この後の授業で扱う内容ですが、イギリスはヨーロッパの中でいち早く 市民革命 を迎えました。 市民革命 とは 国王の権利を制限することで、市民が権利を勝ち取る運動 です。つまりイギリスでは市民の勢いが強かったわけですね。だからこそ、イギリスでは 市民が中心となって文学が発達していったのです。
ミルトン の『 失楽園 』、 デフォー の『 ロビンソン=クルーソー 』、 スウィフト の『 ガリヴァー旅行記 』などが有名な作品です。
以上、 フランス古典主義文学 と イギリス市民文学 を紹介しました。それぞれの特徴と、代表的な作家・作品名をしっかり覚えておきましょう。
ポイントの2つ目は「絶対王政期の文学作品」です。
ポイント1では 美術 と 音楽 について勉強しました。
ポイント2では 文学作品 に注目します。
絶対王政の時代には、どのような文学が誕生したのでしょうか?