5分で解ける!東欧絶対王政(第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
解説
問題(1)
①ヨーゼフ2世は 農奴解放令 を発布しています。問題ありません。
② 第1回ポーランド分割 では3人の啓蒙専制君主が一堂に会しました。プロイセンの フリードリヒ2世 、ロシアの エカチェリーナ2世 、そしてオーストリアの ヨーゼフ2世 です。この選択肢も正しいですね。
③ヨーゼフ2世は 宗教寛容令 を発布しています。問題ありません。
④「 外交革命 」は シュレジエン奪回を狙うマリア=テレジアの時代の出来事 です。ヨーゼフ2世が即位する前の話なので、この選択肢が間違いです。正解は ④ となります。
ちなみに外交革命でフランスと接近した際、マリア=テレジアの娘 マリー=アントワネット が人質としてフランスに渡り、後の ルイ14世 の妻となりました。
問題(2)
ピョートル1世 がスウェーデンを破り バルト海の覇権を掌握した 戦争といえば?
正解は 北方戦争 です。
北方戦争の最中、ロシアは ペテルブルク を建設し、モスクワから首都を移しました。ピョートル1世はペテルブルクを 西ヨーロッパへの窓口 と位置づけていたので、ペテルブルクは「 西欧への窓 」と呼ばれました。
問題(3)
ポーランド分割に抵抗した愛国者 といえば?
正解は コシューシコ です。
コシチューシコ と答えても正解です。
18世紀後半、プロイセン・オーストリア・ロシアの3国は、3回にわたってポーランドの分割と併合を行いました。これを ポーランド分割 といいます。 コシューシコ はポーランド分割に抵抗し、ポーランドの独立運動に力を尽くしました。
問題(4)
万有引力の法則 を発見した物理学者といえば?
正解は ①ニュートン です。
彼は『 プリンキピア 』を著し、力学や物理学の発展に貢献しました。
② ラヴォワジェ は 質量保存の法則 を見つけた化学者です。
③ ジェンナー は 種痘法 と呼ばれる 天然痘の予防接種 を開発した医者です。
④ デカルト は著書『 方法序説 』の中で「 われ思う、ゆえにわれあり 」との名言を残した 合理論の哲学者 です。
問題(5)
国際法 の必要性を訴え『 戦争と平和の法 』を著した人物といえば?
正解は グロティウス です。
グロティウスは 三十年戦争 の惨状を目の当たりにし、 国と国との間にも戦時におけるルールが必要だ と訴えたのです。彼は「 国際法の父 」「 自然法の父 」と呼ばれています。
問題(6)
著書『 法の精神 』のなかで 三権分立を主張した 人物といえば?
正解は ③モンテスキュー です。
三権分立の「三権」とは、 司法・行政・立法 の3つの権力を指します。モンテスキューは、これらの権力を集中させることで生じる危険性を主張しました。
① ケネー はフランスの経済学者です。著書『 経済表 』の中で 重農主義 の考え方を提唱しました。
② ホッブズ はイギリスの政治学者で、 社会契約説 の考え方に基づいて『 リヴァイアサン 』という本を書きました。その中で彼は「 万人の万人に対する闘い 」という言葉を使い、人は放っておくと争いを始めるので、政府を樹立し権力を預け、人々をおさえつけるべきだと主張しました。彼の考え方は、絶対王政を正当化するための理論としても都合の良いものでした。
④ アダム=スミス は「 古典派経済学の父 」として知られます。彼は自由貿易や自由放任主義を主張し、国家による経済活動への介入を批判しました。代表的な著書に『 諸国民の富(国富論) 』があります。
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ヨーゼフ2世 の時代の出来事として 誤っているもの を選ぶ問題です。彼は 啓蒙専制君主 として知られる皇帝で、国力の向上に努めました。