高校世界史B
5分で解ける!産業革命が社会に及ぼした影響に関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
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練習の解説授業
イギリスの産業革命は社会そのものを変えた!
産業革命によって 資本主義体制 が確立しました。資本家が工場を建設し、機械を導入し、労働者に働かせ、商品を生産し、販売し利潤を得る。このように効率的に利潤を得ることを資本主義と呼びます。
ただし、資本主義体制が確立すると 労働者と資本家の対立 が必ずといっていいほど発生することになります。
また、労働場所を求めて都市部への 人口集中 が起こるようになりました。 マンチェスター・バーミンガム・リヴァプール などは特に急速に人口が拡大しました。
一方で、地方の農村などは人口流出によって過疎化が進んでいきました。これもまた産業革命の宿命と言えます。
仕事を奪われた手工業者・労働者たちは機械うちこわし運動( ラダイト運動 )を起こしました。このような 労働問題 が発生するのも、産業革命を迎えた国の宿命といえます。
労働者と資本家の対立、人口集中、労働問題。これら3つが産業革命における課題です。しっかり覚えておきましょう。
ちなみにイギリスはこのような問題を抱えていながらも、19世紀半ばに「 世界の工場 」としての地位を確立しました。各地から入って来る原材料をイギリス国内で加工し、良質で安価な工業製品として販売していたのです。
欧米諸国も産業革命を開始!
イギリスに対抗するために、欧米諸国でも産業革命が起きました。ヨーロッパの中でも比較的早く産業革命が起こったのが ベルギー や フランス でした。
その後に ドイツ や アメリカ で、比較的遅くに ロシア や 日本 で産業革命が起こりました。
これらの国々もイギリスと同様、産業革命による「宿命」とも言える問題を抱えることになりました。
イギリスの市民革命の練習
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今回は産業革命が社会に及ぼした影響についての学習でした。
それでは、内容を確認していきましょう。