5分で解ける!イギリスの市民革命(第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
解説
問題(1)
即位した順番に並べ替えると、
①ジェームズ1世 → ③チャールズ1世 →(ピューリタン革命の発生)→ ④チャールズ2世 → ②ジェームズ2世 となります。なので正解は ④チャールズ2世 となります。
ジェームズ、チャールズ、チャールズ、ジェームズ。
チューダー朝の エリザベス1世 の死後、
ステュアート朝の国王はこの順番で即位します。
しっかり覚えておきましょう。
問題(2)
産業革命期に ミュール紡績機を開発した人物 といえば?
正解は クロンプトン です。
彼の発明によって 細くて丈夫な糸 が作られるようになりました。
クロンプトン以外にも 紡績関連の発明家 がいましたね。
・ ジョン=ケイ : 飛び杼
・ ハーグリーヴズ : ジェニー紡績機
・ アークライト : 水力紡績機
・ カートライト : 力織機
彼らは産業革命期の 織機 や 紡績機 の発明家です。
誰が何を開発したのか 、しっかりと覚えておきましょう。
問題(3)
ピューリタン革命期における 議会派 のなかで、
立憲王政を目指した勢力 といえば?
正解は ①長老派 です。
長老派は 憲法や法律をつくり、それに基づいた政治をすべきだ と主張した派閥ですが、 国王の存在は認めていました。
②独立派 と ③水平派 は 国王を不要とする共和政 を主張しました。長老派と異なり 国王の存在を認めていなかったのです。
④ホイッグ党 はそもそもピューリタン革命期の政党ではありません。もっと後に登場します。
ピューリタン革命によって1649年に 共和政が実現 した後、1660年に チャールズ2世 が即位しました(= 王政復古 )。この後チャールズ2世の弟である ジェームズ の王位継承をめぐり、トーリ党と対立したのが ホイッグ党 です。
ちなみにホイッグ党は ジェームズの即位に反対 し、後の 自由党 の母体となりました。
問題(4)
イギリスの初代首相 とされている人物は?
正解は ウォルポール です。
彼はホイッグ党の所属で、1721年から大蔵大臣として政治を主導しました。「首相」という地位に就いていたわけではありませんが、 実質的に首相の役割を果たしていた ため、問題文のヒントでは「イギリスの初代首相 とされている 」という記述になっています。
ウォルポールの時代には 責任内閣制 が成立したとされます。責任内閣制とは 内閣が議会に対して責任を負う 制度です。こうしてイギリスでは、国王は存在しているものの 政治を支配することはできなくなりました。 この状態を「 国王は君臨すれども統治せず 」と表現します。
問題(5)
蒸気機関を大幅に改良した人物 といえば?
正解は ③ワット です。
ワットが改良した蒸気機関は、この後あらゆる機械の動力源に応用されていくことになります。
① スティーヴンソン は 蒸気機関車の実用化 に成功した人物。
② ジョン=ケイ は 飛び杼 を発明した人物です。
④ ホイットニー はアメリカの発明家で、1793年に 綿繰り機 (わたくりき)を発明しました。綿繰り機とは 綿花から種を分離する機械 のことです。ホイットニーの発明によって、アメリカの綿花生産量は大幅に増大しました。
産業革命期に登場する発明家や技術者の名前は、必ずその業績とセットで覚えておきましょう。
イギリスの市民革命の問題
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ステュアート朝の国王を即位の順に並べ替え、
3番目 にあたるものを選ぶ問題です。