5分でわかる!アメリカ世界の成立をみる視点
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今でこそ「アメリカ」と聞けば、世界一の経済大国アメリカ合衆国が思い浮かびますね。国際社会・国際経済における世界の中心といえる国です。しかし、そんなアメリカはもともとイギリスの植民地だったのです!
この授業では、イギリスがアメリカに建設した植民地の名前や、その植民地がイギリス本国と対立し、独立を求める動きについて、そしてアメリカ合衆国が成立するまでの流れについて勉強していきます。こちらを見てください。
イギリス本国の人びとが、アメリカに移り住んでつくった植民地を13植民地と呼びます。名前のとおり13の植民地が建設されたのですが、授業では特に重要な植民地を5つに絞って紹介します。
イギリス13植民地は、もともとイギリス本国と良好な関係を築いていました。
当時、13植民地の隣には、イギリスのライバルフランスの植民地がありました。さらに、13植民地はアメリカの**先住民(インディアン)**からも嫌われていたのです。フランス植民地と先住民は協力して、13植民地に対抗していました。
こうした背景から、13植民地は本国の支援を必要としていました。有事の際に軍隊を派遣してもらい、その見返りとして本国に税金を納めることにも納得していたのです。
ところが、この関係にも変化が生じました。イギリス本国とフランス本国が七年戦争と呼ばれる戦争状態に入ったのです。七年戦争の主な舞台はヨーロッパでしたが、その対立はアメリカ大陸にも波及しました。こうして、1755年には北アメリカを舞台とするフレンチ=インディアン戦争が勃発したのです。
フレンチ=インディアン戦争では、インディアンと手を結んだフランスと、イギリスとが衝突しました。そして、1763年にイギリスの勝利で終結することになります。
勝利を収めたイギリスでしたが、この戦争をきっかけに財政難に陥ってしまいました。そこで、イギリス本国は13植民地に対する課税を強化するようになったのです。13植民地はこれを不満に感じました。本国が要求する税金が高い上に、そもそも自分たちと敵対していたフランス植民地や先住民たちは、先の戦争に敗れて力を失っていたからです。
当初は良好だったイギリス13植民地とイギリス本国との関係。この関係はフレンチ=インディアン戦争を機に崩れ、しだいに13植民地の本国に対する反発が強まっていきました。
第1回「アメリカ13植民地の苦悩」
第1回の授業では、13植民地の成立について勉強します。
建設された植民地の名前や、13植民地と本国との対立について詳しく説明します。
第2回「アメリカ独立戦争」
第2回の授業では、13植民地の人びとがついに**本国に対して独立戦争を起こします。**この戦争、植民地側は序盤は劣勢でしたが、最終的には勝利を収めることになります。戦争の経過に注目してください。また、独立戦争に勝利した13植民地は独立を果たし、アメリカ合衆国となります。
第3回「アメリカ合衆国の政治体制」
第3回の授業では、アメリカ合衆国の政治体制に注目します。
独立を果たしたアメリカ合衆国では、国の政治体制をめぐって議論が起こりました。例えば、政府の持つ権力は強いほうが良いか、弱いほうが良いか?という議論です。こうした議論を経て、合衆国の政治体制が確立していくことになります。
また、この授業ではアメリカ合衆国初期の大統領が登場します。
人物の名前と業績をセットでおさえ、アメリカがどのように発展していったのかに注目してください。
以上、計3回の授業を通して、アメリカの独立から発展までの流れを一緒に勉強していきましょう!
第23章「アメリカ世界の成立」のガイダンス授業です。
この章では、計3回にわたってアメリカ世界の成立について勉強していきます。