5分でわかる!13植民地は「イギリス人」が生活する場所
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この動画の要点まとめ
ポイント
ポイントの1つ目は、「イギリス13植民地」です。
17世紀~18世紀前半にかけて、イギリスの人びとはアメリカ大陸にやってきて植民地を建設しました。その植民地のことを 13植民地 と呼びます。その名のとおり、全部で13の植民地がつくられたのですが、全部を覚える必要はありません。みなさんには、特に重要な 5つの植民地 を覚えていただきたいと思います。
まずは、13植民地全体が、アメリカ大陸のどのあたりに建設されたのかを地図で確認しましょう。こちらを見てください。
13植民地は、北アメリカ大陸の 東海岸 に建設されました。
大西洋をはさんで東側には イギリス本国 があります。
また、後ほど説明しますが、13植民地の近くにはイギリスのライバル フランス の植民地も建設されていました。
特に重要な5つの植民地を覚えよう!
それでは、13植民地の中でも重要な 5つの植民地 を紹介します。
1つ目は、13植民地の中で最初の植民地である ヴァージニア 。
2つ目は、現在の合衆国東北海岸一帯につくられた ニューイングランド植民地 です。この植民地は、ステュアート朝の国王 ジェームズ1世 による イギリス国教会の強制 に反発し、イギリスを出た ピューリタン たちが建設しました。
3つ目は ニューヨーク です。
ニューヨークはもともと オランダ が建設した ニューアムステルダム という植民地でした。これをイギリスが奪い、ニューヨークと名前を変えたのです。
4つ目は ペンシルヴェニア 、5つ目は ジョージア です。
ジョージアは13植民地の中で最後に建設された植民地でした。
ただし、アメリカに植民地を建設したのはイギリスだけではありません。
13植民地の西部には フランス植民地 が建設されていたことも覚えておきましょう。
13植民地の人びとの暮らし|植民地議会とプランテーション
ここまで、13植民地全体のおおまかな位置と、特に重要な5つの植民地を紹介してきました。今度は 13植民地で暮らすイギリス人の生活 に注目します。彼らは、アメリカ大陸に住んでいながら イギリス本国に準じた生活を行っていました。
その一例が 植民地議会 です。イギリス本国の議会政治をモデルとし、その政治体制を13植民地それぞれに設置したのです。植民地の人びとは、植民地議会での活動を通じて、自分たちの暮らしに関わるものごとを決定していました。
また、13植民地の人びとは プランテーション 農業を実施しました。プランテーションとは、 商品作物 の栽培を目的とする大規模農場のことです。プランテーション農業は、アメリカ南部を中心に 黒人奴隷 を労働力として行われました。栽培された商品作物はイギリス本国に輸出され、13植民地の経済を支えていたのです。
以上、主な13植民地と人びとの暮らしについて説明しました。
ここまでは、13植民地とイギリス本国とは良好な関係を保っています。しかし、この後 両者は対立することになるのです。 次のポイントでは、 本国と13植民地との対立 について学習します。
アメリカ世界の成立、第1回。
今回は、「アメリカ13植民地の苦悩」について学習します。