高校世界史B
5分で解ける!アメリカ13植民地の苦悩に関する問題
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練習の解説授業
13植民地は「イギリス人」が生活する場所
17~18世紀にかけて、アメリカ大陸にやってきたイギリス人たちが建設した植民地を総称して 13植民地 といいます。最初に ヴァージニア 植民地、次に ニューイングランド植民地 がつくられました。
13植民地では、イギリス風の生活スタイルや政治体制が作られていきました。例えば、本国の 議会 をモデルにした 植民地議会 が開設されたのです。
当時のアメリカでは、南部を中心に プランテーション が行われ、ここでつくられた商品(タバコなど)がイギリス本国へと輸出されました。本国と13植民地の関係は、この頃はまだ良好でした。
イギリス本国が13植民地におこなった理不尽
ところが徐々に本国と13植民地の関係は悪化していきました。そのきっかけとなったのが フレンチ=インディアン戦争 でした。この戦争で 財政難 となった本国は、13植民地に対してあらゆる課税を試みたのです。
1765年、本国はあらゆる印刷物に対して課税を行う 印紙法 を制定しました。これに対し、植民地側が「 代表なくして課税なし 」と猛反発を行ったため、印紙法は翌年に廃止されました。
1773年、本国が13植民地に対して 茶法 を制定すると、植民地の急進派が ボストン茶会事件 を起こしました。彼らは先住民に扮して東インド会社の船を襲い、海にお茶を投棄したのです。
これに対し、本国は報復として ボストン港を閉鎖 し、さらにボストン港のあったマサチューセッツ植民地の自治を剥奪しました。
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今回はアメリカ13植民地の苦悩について学習しました。
それでは、内容を確認していきましょう。