5分でわかる!戦局の転機!アメリカの独立成功!
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この動画の要点まとめ
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サラトガの戦いをきっかけに、各国が13植民地を支援した!
13植民地独立の動きを支援したのが、1776年に駐仏大使に就任したフランクリンという人物です。彼はフランスに在留のアメリカ大使として、フランスをはじめ各国に独立戦争への支援を要請しました。しかし、各国の反応はあまり思わしくありません。独立戦争の相手は強国イギリス。どの国もアメリカの支援に消極的だったのです。
しかし、ここで大きな戦局の転換がありました。1777年のサラトガの戦いで、**植民地軍がイギリス本国軍に勝利したのです。**この勝利を目にしたヨーロッパ諸国は、次々に植民地側の支援に乗り出しました。フランス、スペイン、オランダといった国々が、植民地側として次々に参戦したのです。
13植民地支援の動きは、これだけではありません。
1780年には、ロシア皇帝エカチェリーナ2世の提唱で武装中立同盟が結成されたのです。この同盟に参加するロシアやプロイセンといった国々は中立の立場、つまり13植民地の味方はしないがイギリスの味方もしない、という立場を表明したのです。
植民地側にはすでに、フランスやスペイン、オランダが味方についています。さらに、ロシアやプロイセンが中立の立場を表明したことで**イギリスに味方をしてくれる国がなくなりました。**つまり、武装中立同盟の結成は間接的に13植民地を助けてくれたのです。
さらには義勇兵と呼ばれる、いわばボランティアの兵士たちが、植民地軍を支援しました。代表的な義勇兵として、ポーランドのコシューシコ、フランスのラファイエットらがいます。彼らは自発的に、アメリカの独立を支援しようと参戦したのです。
植民地側の味方は多数、イギリス側の味方はゼロ。
こうして植民地軍は一気に優勢となり、いよいよ独立戦争は終結へと向かっていきます。
ヨークタウンの戦いで、ついに戦争が決着!
1781年、ヨークタウンの戦いで植民地軍とフランス連合軍が本国軍に勝利を収めます。この戦争に勝利したことで、ついに植民地側の勝利が確定したのです。
1783年には、アメリカとイギリスとの間でパリ条約が締結されました。アメリカはイギリスから独立を承認されるとともに、ミシシッピ川以東のルイジアナを獲得しました。
以上、アメリカ独立戦争の経過とその結末を紹介しました。一連の流れをしっかり復習しておきましょう。
ポイントの2つ目は、「アメリカ独立戦争の経過」です。
ポイントの1つ目で、植民地で独立の機運が高まっていく様子を勉強しました。トマス=ペインが著書「コモン=センス」で独立の必要を訴えたり、トマス=ジェファソンが起草した独立宣言が発表されたりしましたね。こうして13植民地側は次第に団結し、独立を目指して動き出すことになったのです。