5分でわかる!合衆国の初期の大統領
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この動画の要点まとめ
ポイント
ワシントン|合衆国の初代大統領
1人目は、独立戦争の際に 植民地軍総司令官 として活躍した ワシントン です。
彼は1789年に 合衆国初代大統領 として就任しました。
ワシントンは、国務長官に 反連邦派 のジェファソンを、財務官に 連邦派 のハミルトンを選びました。この2つの派閥については、ポイント1で学習しましたね。合衆国憲法に反対の立場なのが反連邦派、賛成の立場なのが連邦派でした。ワシントンは、どちらの派閥からも官僚を選ぶことで、政治的なバランスをとろうと考えたのです。
ジェファソン|ミシシッピ川以西のルイジアナを買収
2人目は、第3代大統領に就任した ジェファソン です。彼は 反連邦派 として初めて大統領に就任しました。つまり、初代(ワシントン)と第2代大統領はともに 連邦派 だったのです。合衆国憲法に反対の立場である反連邦派の人物が大統領になったわけですから、両派の対立はこの後も続いていくことになります。
また、ジェファソンは、1803年にフランスのナポレオンから ミシシッピ川以西のルイジアナ を買収しました。この地域を買収したことで、アメリカ合衆国の国土は倍増しました。
マディソン|アメリカ=イギリス戦争が発生
3人目は、第4代大統領に就任した マディソン です。世界史の用語としては少し細かいので、マディソンの名前を覚えるのは余裕があればで大丈夫です。ただ、大統領の名前以上に覚えて欲しいポイントがあります。それは、彼の時代に アメリカ=イギリス戦争 が勃発したことです。この戦争は、別名 第2次独立戦争 と呼ばれています。アメリカは、独立戦争でイギリスを破って独立を果たしましたよね。それなのにまた戦争とは、いったいどういうことでしょうか?
戦争発生の原因は、イギリスが海上封鎖を実施して、アメリカの貿易を妨害したことでした。イギリスとアメリカは対立し、最終的には両国は講和することになります。しかし、この戦争で重要なのは勝ち負けではありません。実はこの戦争中 アメリカはイギリスと一切貿易をしなかったのです。 つまり、かつてイギリスの植民地だったアメリカは もう経済的にイギリスに頼らなくてもやっていける ことが判明したのです。
アメリカの経済は、もうイギリスに頼らなくても発展していける。そう確信したマディソンは、1816年に 保護関税政策 を実施しました。これは 海外からの輸入品に高い関税をかける 政策です。イギリスからの輸入品をシャットアウトし、国内の産業育成に力を入れようというねらいがありました。
以上、アメリカ合衆国初期の3人の大統領を紹介しました。
各大統領のもとで何があったのか、しっかり覚えておきましょう。
ポイントの2つ目は、「アメリカ初期の大統領と経済発展」です。
今回は アメリカ初期の大統領 を全部で 3人 紹介します。
誰がどんなことをしたのか、名前と業績をセットで覚えましょう。