高校世界史B

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5分でわかる!当時のフランスをみる視点

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この動画の要点まとめ

ポイント

当時のフランスをみる視点

高校世界史 フランス革命とナポレオン0 右ページテキスト

これでわかる!
ポイントの解説授業
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第24章「フランス革命とナポレオン」のガイダンス授業です。
この章では、計5回にわたって フランス革命とナポレオン について勉強します。

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1つ前の章で学んだ「アメリカ世界の成立」の内容を覚えていますか?
アメリカの 13植民地 が独立戦争を起こし、最終的に イギリス本国から独立を勝ち取りましたね。 独立を果たした後には アメリカ合衆国憲法 を制定するなど、アメリカでは国王がいなくても市民だけで政治を行える体制が整えられていきました。

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その様子を目の当たりにしたフランスでは、「アメリカのように自分たちも立ち上がろう!」と考える人が増えていきました。こうして、18世紀後半に フランス革命 が発生することになったのです。

第1回「革命前夜の状況と革命の勃発」

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第1回の授業では、 革命が起こる前のフランスの状況 を確認します。いったいどうして、フランスで革命が発生することになったのでしょうか?実は、当時のフランスは 国内の矛盾財政難 という2つの大きな問題を抱えていました。

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当時、フランスの人びとは 3つの身分 に分かれていました。上から順に 第一身分・第二身分・第三身分 の3つです。この3つのうち、一番下の第三身分には 人口の9割を越える人数が該当していました。 全人口の数%しかいない第一・第二身分は 特権階級 と呼ばれ、免税などの特権を有していました。一方、人口のほとんどがあてはまる第三身分は 苦しい生活を強いられていたのです。

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このような、身分制度を中心とする 国内の矛盾 に加え、当時のフランスは 財政難 でもあったのです。この危機的な状況を打開しようとする動きが、1789年に始まった フランス革命 でした。

右ページテキスト/「フランス革命」見出し+テキスト6行/~(混乱!)

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フランス革命の詳しい流れは、第2回と第3回の授業で説明します。その際、皆さんに注目して欲しいポイントがあります。実は、フランス革命においては時期によって 政治権力を握った組織が異なるのです。 フランス革命の説明をする中で、 国民議会・立法議会・国民公会・総裁政府 という4つの言葉が登場します。

第2回「国民議会と立法議会」

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第2回の授業では 国民議会立法議会 が登場します。
まず、1789年にフランス革命が発生したときの議会を 国民議会 と呼びます。国民議会の中心となったのは 立憲君主派 の人たちでした。彼らは国王の存在を認めたうえで、 憲法や法律を制定して、国王の権力は制限する必要がある と主張したのです。

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立憲君主派は国王の存在をまだ認めていましたが、この後フランスで「ある事件」が発生します。なんと 国王一家が国外への逃亡をはかる事件が発生したのです。 詳しくは第2回の授業で説明しますが、とにかくこの事件で国王の人気は一気に下がりました。その結果、立憲君主派に代わって 穏健共和派 が政治の中心を担うようになっていくのです。

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1791年、国民議会に代わって 立法議会 が成立しました。この立法議会の中心となったのが 穏健共和派 の人びとです。彼らが主張する「共和」というのは国王をおかない政治のこと。つまり彼らは 国王は不要だ と考えたわけです。

第3回「国民公会と総裁政府」

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この流れを受けて、第3回の授業では いよいよ国王がいなくなります。

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1792年、立法議会に代わって 国民公会 が成立。中心となったのは 急進共和派 の人たちでした。彼らは国王は不要と考える立場でした。さらに、貧しい人びとを助けようと 急進的な改革 を行いました。例えば富裕層からの反発を力で押さえつけるなど、改革を進めるために 独裁政治 を行ったのです。

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急進共和派は、自分たちに反発する勢力をとにかく力でおさえつけたため、彼らの独裁政治は 恐怖政治 とも呼ばれました。人びとは息苦しさを覚え、やがて反発するようになります。

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1795年には、国民公会に代わって 総裁政府 が成立しました。総裁政府は、急進共和派の独裁政治の反省をふまえ、多数のリーダーを置くことで独裁を防ごうとしました。確かに独裁はなくなったのですが、リーダーがたくさんいるため意思決定のスピードが遅くなり、フランスはますます混乱してしまったのです。

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第4回「ナポレオン時代のはじまり」

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混乱の中、人びとの不安や不満はどんどん高まっていきました。そんな時代に登場したのが、フランスの英雄 ナポレオン でした。彼は国民の不満を解消しようと、総裁政府を倒して 統領政府 をつくりました。

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ここで皆さんに覚えておいてほしいことがあります。ナポレオンによるフランス統治は、 統領政府第一帝政 の大きく2つの時期に分かれるのです。

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統領政府の時代には、ナポレオンはフランスの秩序回復に努めました。フランス国民が安心して暮らせる世の中をつくろうとしたのです。その後、ナポレオンは 皇帝に即位 して第一帝政を開始。彼はヨーロッパ大陸の制覇に乗り出すことになります。

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フランスの周囲には、 イギリススペインオーストリアプロイセン といった国々がありました。ナポレオンは、皇帝に即位した後にヨーロッパ各地に遠征します。ナポレオンのねらいは領土の拡大でしたが、彼の遠征は結果的に フランス革命で生まれた自由や平等の思想をヨーロッパに広めることにつながりました。 ここまでが第4回の内容です。

第5回「ナポレオン時代の終焉」

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第5回の授業では ナポレオンの没落 について学習します。
領土拡大を目論むナポレオンに対し、周囲の国々は反発を強めていきます。その結果、各地で反ナポレオン運動が起こることになるのです。ただ、この反ナポレオン運動が起こった背景には、この時期に新たに生まれた「ある思想」が大いに関係していました。詳しくは第5回の授業で説明します。

image02の続き/「ナポレオン時代」見出し+テキスト3行

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以上、全部で5回の授業を通じて、フランス革命とナポレオンについて勉強していきましょう!

この授業の先生

新里 将平 先生

「世界史を楽しく,わかりやすく教えたい!」をモットーにストーリー性のある授業展開で、歴史上の人物や国が当時何を考え、どう動いたかを感情を込めて伝える。

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      フランス革命とナポレオン

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