高校世界史B
5分で解ける!革命前夜の状況と革命の勃発に関する問題
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解説
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練習の解説授業
こんなフランスはおかしい!!
当時のフランスは、特権身分であり税金を免除されている 第一・第二身分 と、課税対象である 第三身分 とに分かれていました。国民の大部分は第三身分に属し、第三身分の中でも貧富の差が存在していました。
このような、フランスの旧制度のことを アンシャン=レジーム といいます。革命前夜のフランスは、一部の特権階級が得をするというおかしな体制が敷かれていたのです。
革命前夜の財政改革
フランスはヨーロッパでの戦争やイギリスとの植民地戦争に敗れ、財政が困窮していました。とはいえ、国民からこれ以上税金をとるのは現実的ではありませんでした。
国王ルイ16世は テュルゴー と ネッケル に財政改革を命じましたが、テュルゴーは失敗に終わり、ネッケルは特権身分への課税を提案して猛反発にあいました。
1789年、ルイ16世は貴族への課税を実現するため 三部会 を召集しました。第一・第二身分の代表者が身分ごとの投票(1身分につき1票)を主張したのに対し、第三身分の代表者は多数決による採決を主張し、議論は行き詰りました。
聖職者出身の シェイエス は『 第三身分とは何か 』というパンフレットを発表し、アンシャン=レジームを批判しました。
第三身分の人びとは三部会から離れ、 国民議会 を開催しました。彼らは 球戯場の誓い を立て、憲法制定までは解散しないことを確認し合いました。
フランス革命とナポレオンの練習
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今回は革命前夜の状況と革命の勃発についての学習でした。
それでは、内容を確認していきましょう。