今回はナポレオン時代の終焉についての学習でした。
それでは、内容を確認していきましょう。

ナポレオンの支配に対し、ヨーロッパ各国では反発する動きが見られました。

プロイセンでは シュタイン ・ハルデンベルクらが改革を行い、フランスに対抗できる強力な国づくりを目指しました。 フィヒテ は「 ドイツ国民に告ぐ 」という題目で演説を行い、ドイツ国民を鼓舞しました。

スペインでは反乱が発生しましたが、ナポレオン軍によって厳しく弾圧されました。スペインの画家 ゴヤ は、スペイン市民がナポレオン軍に殺害される様子を「 1808年5月3日 」という作品で描きました。

1812年、ナポレオンは大軍を率いて ロシア（モスクワ）遠征 を行いましたが失敗し、戦力を大幅に失うことになってしまいました。

これをきっかけに周辺諸国は解放戦争に立ち上がり、 ライプツィヒの戦い でナオレオンを破りました。ナポレオンは退位に追い込まれ、 エルバ島 へ流刑されました。

ところが、ナポレオンはその後エルバ島を脱出し、パリに戻って皇帝に復位しました。彼は1815年の ワーテルローの戦い で大敗し、南大西洋上の孤島 セントヘレナ島 へ流刑されました。