5分で解ける!フランス革命とナポレオン(第3問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
解説
問題(1)
ナポレオンが皇帝に即位すると、警戒した周囲の国々が ③第3回対仏大同盟 を結成しました。ナポレオンは アウステルリッツの三帝会戦 でオーストリアとロシアを破って対仏大同盟を解消させ、ヨーロッパ制覇へと乗り出しました。
しかし、ナポレオンの勢いも ロシア遠征の失敗 を機に低下していきます。1813年の ①ライプツィヒの戦い に敗れたナポレオンは、 エルバ島 へ流刑されました。その後エルバ島を脱出し、再びフランス皇帝となるのですが、1815年の ワーテルローの戦い で敗北し、 ④セントヘレナ島へ流刑 されてしまいました。
以上、 ②→③→①→④ の順となりますので、正解は ① です。
問題(2)
ナポレオン時代の出来事として 誤っているもの を選びましょう。
①ナポレオンの支配によってプロイセンは屈辱的な講和条約を結ばされてしまいました。これを受けてプロイセンでは、近代化を目指し 農奴解放 を行いました。農奴制の 強化 ではなく 解放 を行ったので、これは誤りです。正解は ① となります。
②ナポレオンは エルバ島を脱出して皇帝に復位 し、 ワーテルローの戦いで破れ再び流刑 されました。これは正しいですね。
③ アミアンの和約 が結ばれたことで 第2回対仏大同盟 は崩壊し、ナポレオンの人気は上昇しました。これも正しいですね。
④ナポレオンはイギリスに打撃を与えるために 大陸封鎖令 を出しています。これも正しいです。
この章ではフランス革命とナポレオンの時代について勉強しました。
フランス革命は、 国民議会・立法議会・国民公会・総裁政府 の大きく4つの時期に分かれます。それぞれの政府や議会の時代にどんなことがおこったのか、しっかり覚えておきましょう。
ナポレオンの時代は 統領政府 と 第一帝政 の時期に分かれます。こちらも合わせて覚えておきましょう。
フランス革命とナポレオンの問題
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選択肢の中で、まず ②ナポレオン法典の制定 に注目してください。この法典は フランス革命の成果を保障する内容 になっているため、ナポレオンは市民からの支持を集め、後に皇帝に即位することになりました。選択肢の中では②が一番最初に来ます。