高校世界史B
5分でわかる!フランス革命前のヨーロッパへ!
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この動画の要点まとめ
ポイント
フランス革命前のヨーロッパへ!
これでわかる!
ポイントの解説授業
領土の変更
1815年、ウィーン会議の結果は ウィーン議定書 にまとめられました。この議定書に基づき、ヨーロッパ各国は 領土の変更 と 国家体制の変更 の2つを受け入れることになりました。まずは、各国の 領土の変更 を確認しましょう。
イギリスは セイロン島(スリランカ)とケープ植民地 を獲得しました。また、ウィーン議定書により ポーランド立憲王国 が復活することになり、ロシア皇帝がその国王を兼ねることになりました。
プロイセンはライン川中流域の ラインラント という工業地域を獲得し、オーストリアは ロンバルディア・ヴェネツィア を、オランダは 南ネーデルラント(ベルギー) を獲得しました。
国家体制の変更
次に、各国の 国家体制の変更 の内容を確認します。
ウィーン議定書では、オーストリアを盟主とする ドイツ連邦 の成立が認められました。ドイツ連邦はドイツ地域の国家連合であり、 神聖ローマ帝国が復活したわけではありません。
また、ウィーン議定書で スイス は 永世中立国 の地位を認められ、どんな戦争についても中立の立場をとることになりました。さらにフランスとスペインでは ブルボン朝が復活 した他、 オランダ王国 が成立することになったのです。
以上、ウィーン議定書の内容として 領土の変更 と 国家体制の変更 の2点に分けて説明しました。それぞれの内容をしっかり覚えておきましょう。
ポイントの2つ目は、「ウィーン会議の結果」です。
なかなか議論が進まないウィーン会議も、1年がかりで何とか結論がまとまります。各国がどんな取り決めを交わしたのか、一緒に確認していきましょう。