高校世界史B
5分で解ける!ウィーン体制への反発に関する問題
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練習の解説授業
ヨーロッパでおきたウィーン体制への反発
ヨーロッパ各地では ウィーン体制に反発する動き が見られました。ドイツでは ブルシェンシャフト 、イタリアでは カルボナリ が運動を起こし、ロシアでは デカブリストの乱 が起こりましたがいずれも鎮圧されました。
ただし、ヨーロッパの中で例外的に独立を勝ち取った国がありました。 ギリシア です。
ギリシアは オスマン帝国 からの独立を求めて ギリシア独立戦争 を起こし、各国の支援もあって勝利しました。その後 ロンドン会議 が開催され、ギリシアの独立は国際的に承認されました。
ラテンアメリカの独立!
ラテンアメリカでは ハイチ が独立を果たし、史上初めての黒人共和国となりました。ハイチ独立を指導したのは トゥサン=ルヴェルチュール という人物です。
彼は黒人でしたが、 白人地主 (クリオーリョ)であった シモン=ボリバル と サン=マルティン も独立運動を支援しました。2人によってベネズエラ・コロンビア・エクアドル・ボリビア・アルゼンチン・チリ・ペルーといった多くの国々が独立を果たしたのです。加えてメキシコや ブラジル も独立を果たしました。
オーストリアの メッテルニヒ はラテンアメリカの独立をおさえこもうとしましたが、イギリスは独立を支持する立場をとり、さらにアメリカの モンロー が モンロー教書(宣言) を発表したこともあり、メッテルニヒは弾圧を断念しました。
ウィーン体制の成立と崩壊の練習
高校世界史Bの問題
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今回はウィーン体制への反発についての学習でした。
それでは、内容を確認していきましょう。