5分で解ける!ウィーン体制の成立と崩壊(第1問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
解説
問題(1)
空欄A。
ウィーン会議を主催 した オーストリア外相 といえば?
正解は メッテルニヒ です。
空欄B。
フランス外相タレーランが提唱 した考え方といえば?
正解は 正統主義 です。
正統主義は、ヨーロッパ諸国の領土や政治体制を、フランス革命が発生する前の状態に戻していこうとする考え方です。ウィーン会議では、この考え方に基づいて話し合いが進められました。
問題(2)
空欄A。
神聖同盟を提唱した ロシア皇帝といえば?
正解は アレクサンドル1世 です。
ロシアが神聖同盟を結成した一方、イギリスは 四国同盟 を結成。四国同盟には後にフランスも加入し 五国同盟 となりました。神聖同盟と五国同盟は、ウィーン体制を支える柱として機能したのです。
空欄B。
ウィーン体制に反発し ドイツの自由と統一を求めた運動 といえば?
正解は ブルシェンシャフト 運動です。
「ブルシェンシャフト」とは「 ドイツ学生同盟 」という意味です。学生たちが中心に運動を起こしましたが、オーストリアのメッテルニヒにより鎮圧されてしまいました。
スペインでは、ブルボン朝に対する 立憲革命 が起きましたが、こちらはフランス軍の介入によって鎮圧されてしまいました。以上のように、ヨーロッパ各地で ウィーン体制に反発する自由主義の運動 が発生したのです。
問題(3)
空欄A。
イタリア で 統一と憲法制定を求めて蜂起した という記述がヒントです。
正解は カルボナリ (炭焼党)です。
空欄B。
ロシア で起こった 憲法制定や農奴制の廃止 を求める反乱といえば?
正解は デカブリスト の乱です。
空欄C。
ギリシア独立戦争を支援した イギリスのロマン派詩人 といえば?
正解は バイロン です。
バイロンの他、フランスのロマン主義の画家 ドラクロワ も、ギリシア独立への支援を訴える作品を描いたことで知られます。
最終的には、バイロンなどの義勇兵に加え イギリス・フランス・ロシア もギリシアを支援したことで、ギリシアは オスマン帝国からの独立を達成しました。
問題(4)
空欄A。
七月革命 が勃発し、亡命したフランス国王といえば?
正解は シャルル10世 です。
彼の亡命で ブルボン朝は崩壊しました。
空欄B。
シャルル10世にかわって新しい国王に即位した人物は?
正解は ルイ=フィリップ です。
彼は「フランス国民の王」を自称しましたが、実際は 極端な制限選挙 を行うなど、富裕層を優遇する政治を行いました。また、この時期にフランスでは 産業革命 が進展し、 産業資本家や労働者 といった新しい階級が登場しました。
問題(5)
空欄A。
1848年に勃発し、 ルイ=フィリップが亡命するきっかけとなった 出来事といえば?
正解は 二月革命 です。
二月革命の結果ルイ=フィリップは亡命し、フランスは国王がいない共和政の時代へ突入します。
空欄B。
二月革命後、臨時政府のもとで第二共和政が成立しました。この臨時政府に入閣した 社会主義者 といえば?
正解は ルイ=ブラン です。
社会主義というのは 労働者や失業者を守ろうとする考え方 です。ルイ=ブランはこの考え方に基づき 国立作業場 を設置しました。しかし、彼の労働者を贔屓する政策は産業資本家や農民たちからは支持されません。ルイ=ブランら社会主義者は 四月普通選挙で大敗 し、 国立作業所は閉鎖されてしまいました。
問題(6)
空欄A。
ベネズエラ・コロンビア・ボリビア を独立に導いた人物といえば?
正解は シモン=ボリバル です。
空欄B。
アルゼンチン・チリ・ペルー を独立に導いた人物といえば?
正解は サン=マルティン です。
シモン=ボリバルとサン=マルティンは先住民(インディオ)の出身ではなく、 クリオーリョ と呼ばれる 白人地主 でした。
ウィーン体制の成立と崩壊の問題
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第25章「ウィーン体制の成立と崩壊」の確認テストです。
この章で学んだ内容を、問題を解いて確認しましょう。