5分で解ける!ウィーン体制の成立と崩壊(第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
解説
問題(1)
「アルジェリア出兵」自体は成果を挙げましたが、フランス国民の不満を解消することはできませんでした。同年に 七月革命 が勃発し、シャルル10世はイギリスに逃亡することになったのです。
問題(2)
① フランクフルト国民議会 は、ドイツ統一の方針をめぐって、大ドイツ主義と小ドイツ主義が激突した会議です。これは 二月革命 の影響で開かれた会議なので、この選択肢は誤りです。
② マッツィーニがローマ共和国を建国した のも二月革命の影響です。
③ コシュートがハンガリーで民族運動を率いた のも二月革命の影響です。
①~③が誤りなので、消去法で正解は ④ となります。
ベルギーの独立 は七月革命の影響です。
七月革命の影響で、 ベルギー 独立や ポーランド 蜂起、 ドイツ 反乱や イタリア 反乱が起こりました。二月革命の影響として、 ウィーン 三月革命や ハンガリー 民族運動、 フランクフルト国民議会 や イタリア 民族運動など「諸国民の春(1848年革命)」と呼ばれる動きがありました。七月革命の影響と二月革命の影響を、混同しないように覚えておきましょう。
問題(3)
ハイチ はラテンアメリカで最初の独立国です。その独立運動を率いた 黒人指導者 といえば?
正解は トゥサン=ルヴェルチュール です。
彼自身は、独立運動の途中で ナポレオン軍 に捕まり獄死してしまいましたが、彼の指導によりハイチは独立を達成することができたのです。
トゥサン=ルヴェルチュールは、ラテンアメリカの独立運動指導者の中では珍しく 黒人 でした。シモン=ボリバルやサン=マルティンなど、他の指導者の多くは クリオーリョ と呼ばれる 白人地主 でした。
問題(4)
ポルトガルから独立を達成した という記述がヒントです。
正解は ②ブラジル ですね。
①メキシコ、③ベネズエラ、④アルゼンチンはいずれも スペイン の支配からの独立です。「 ポルトガルから独立 」したラテンアメリカの国とヒントがあれば、 ブラジル を思い浮かべられるようにしておきましょう。
ウィーン体制の成立と崩壊の問題
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ナポレオン が失脚した後、フランスでは ブルボン朝 が復活しました。ブルボン朝は次第に反動政治を強化したため、国民は不満を抱くようになりました。この不満を外にそらそうと、国王 シャルル10世 が出兵した場所といえば?そう、正解は アルジェリア です。