5分で解ける!イギリスの自由主義に関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
宗教的で差別されることはない!
1801年、イギリスは アイルランド を併合し自国の領土としました。イギリスに併合されたアイルランドは カトリック が優勢でした。
1828年、自由主義的改革が進むイギリスでは 審査法 が廃止され、 カトリック以外 の非国教徒は公職就任が可能になりました。翌年には カトリック教徒解放法 が制定され、カトリック教徒も公職就任が可能になりました。
みんなが選挙に行けるための改革!
産業革命が進展したイギリスでは 産業資本家 が台頭し、また都市部への人口集中で都市と農村の人口バランスが崩れました。
人口バランスが崩れると、有権者が激減したにも関わらず従来どおりの議席数が割り振られる選挙区が発生しました。このような選挙区を 腐敗選挙区 といいます。
グレイ内閣 のもとで行われた 第1回選挙法改正 で腐敗選挙区は廃止され、同時に産業資本家たちは選挙権を獲得しました。
第1回選挙法改正では選挙権を得られなかった労働者たちは チャーティスト運動 を展開しました。チャーティスト運動の政治綱領を 人民憲章 といいます。
チャーティスト運動の結果 第2回選挙法改正 が行われ、都市労働者たちにも選挙権が与えられることとなりました。
自由な貿易を目指して…
1815年、イギリス議会は地主を保護するため 穀物法 を制定しました。輸入穀物へ高い関税をかけることで、外国の安い穀物の流入を止め、国内産業を保護しようとしたのです。
コブデン や ブライト は反穀物同盟を結成して穀物法反対運動を展開し、1846年に穀物法を廃止に追い込みました。
1833年には、これまで貿易を独占していた 東インド会社の商業活動が禁止 され、民間の会社が貿易に参入できるようになりました。加えて、1849年には 航海法 が廃止されました。
このように、19世紀前半のイギリスでは 自由貿易 の実現を目指して様々な改革が行われました。
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今回はイギリスの自由主義についての学習でした。
それでは、内容を確認していきましょう。