高校世界史B
5分で解ける!ヴィクトリア時代のイギリスに関する問題
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練習の解説授業
当時のイギリスは世界一の国家!
産業革命を経た19世紀半ばのイギリスは「世界の工場」と呼ばれるほどの工業発展を遂げていました。そんな発展を象徴する国王が ヴィクトリア女王 です。彼女が国王であった時代のことを ヴィクトリア時代 と呼びます。
ヴィクトリア時代には ロンドン で万国博覧会が開催され、イギリスの工業力が世界に披露されました。また、当時のイギリスの発展は パクス=ブリタニカ と称されるようになりました。
これは古代ローマの パクス=ロマーナ(ローマの平和) になぞらえた呼び名で、ラテン語で「 イギリスの平和 」という意味です。
19世紀半ばのイギリスは 他国を圧倒する経済力と軍事力 を有し、相対的に国際社会は平和でした。こうした背景もあり、イギリスの貿易スタイルである 自由貿易主義 が世界各地へ浸透していきました。
イギリス国内に目を向けると、この時代には2つの政党が登場しました。産業資本家や都市労働者を支持基盤とする 自由党 と、地主や貴族を支持基盤とする 保守党 です。
この2つの政党は政策の方針が全く異なりました。例えば、国内改革重視/外交重視、アイルランドに対して優しい/厳しい、といった点です。しっかり覚えておきましょう。
自由党と保守党の内閣
自由党の グラッドストン は、 教育法 の制定、 労働組合法 の制定、 第3回選挙法改正 などを行いました。このように、自由党は 国内政治を重視 していました。
一方保守党の ディズレーリ は、 スエズ運河 の支配、 インド帝国 の成立、 ベルリン会議 への参加など 外交を重視 していました。
対照的な2つの政党が交互に政権を握ったことで、結果的にイギリスでは国内改革と対外政策とがバランスよく進められていくことになりました。
高校世界史Bの問題
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- 第三勢力の台頭と米ソの歩み寄り
- 自立を強める東アジア
- アジア諸地域の紛争
- 経済危機と冷戦の終結
- 現代文明と各地の紛争
今回はヴィクトリア時代のイギリスについての学習でした。
それでは、内容を確認していきましょう。