高校世界史B
5分で解ける!フランスの政体変遷に関する問題
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解説
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練習の解説授業
念願の普通選挙!のはずが…
1848年、パリで 二月革命 が発生しました。国王ルイ=フィリップが亡命し、フランスは国王のいない 共和政 の時代を迎えました。フランスにとって2度目の共和政なので、これを 第二共和政 と呼びます。
国王が亡命すると、共和政の 臨時政府 が発足し、社会主義者の ルイ=ブラン らが参加しました。彼は 国立作業場 を設立し、失業者たちに仕事を与えました。
労働者・失業者ばかりを贔屓するルイ=ブランは、農民や資本家・地主からの支持は得られませんでした。1848年4月に行われた男性普通選挙で、ルイ=ブランら社会主義者は大敗してしまったのです。すると今度は労働者たちが暴動を起こし、フランスは混乱状態に陥ってしまいました。
この混乱を鎮めたのが、あのナポレオン1世の甥にあたる ルイ=ナポレオン でした。彼は選挙で大統領に当選した後、1852年には国民投票で皇帝 ナポレオン3世 となりました。
皇帝政治の復活!?ナポレオン3世の登場
皇帝による政治を 帝政 といいます。ナポレオン1世に続く2回目の帝政なので、ナポレオン3世の政治体制を 第二帝政 と呼びます。
ナポレオン3世は積極的な対外遠征を行い国民の人気を集めましたが、1870年に始まった プロイセン=フランス戦争 に敗北し、失脚しました。
第三共和政の時代
ナポレオン3世が失脚したことで、フランスは再び共和政の時代を迎えました。これを 第三共和政 といいます。
この時代には、史上初の労働者による自治政府である パリ=コミューン が成立しました。ただしパリ=コミューンは ティエール 率いる臨時政府に短期間で打倒されてしまいました。
その後ティエールは第三共和政の 初代大統領 に就任しました。ただし、フランス国内は引き続き混乱状態となりました。
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今回はフランスの政体変遷についての学習でした。
それでは、内容を確認していきましょう。