高校世界史B
5分で解ける!ドイツの統一に関する問題
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練習の解説授業
ドイツ統一の難しさとは?
ドイツ統一を実現する障壁となっていたのは キリスト教の宗派対立 でした。 プロテスタント の多い地域は プロイセン による統一を望み、 カトリック の多い地域は オーストリア による統一を望んだのです。
これは宗教的な問題ですから、プロイセンは「多数決や話し合いで解決するのは難しい」と考えました。そこでプロイセンは 戦争によるドイツ統一 へと動いていきました。
ドイツは「鉄」と「血」で統一する!?
プロイセンは「 鉄 」と「 血 」によってドイツを統一しようと考えました。「鉄」は 武器 、「血」は 兵士の血 を表します。このように、戦争によってドイツ統一を果たそうという 鉄血政策 を提唱したのが ビスマルク です。
ビスマルクがまず目を付けたのは シュレスヴィヒ や ホルシュタイン などドイツ人が多く住む地域でした。ここは当時 デンマーク に支配されていたため、プロイセンはオーストリアを誘って デンマーク戦争 を起こし、シュレスヴィヒ・ホルシュタインの管理権を獲得しました。
デンマーク戦争ではプロイセンとオーストリアは協調しましたが、その後対立が深まり プロイセン=オーストリア戦争 が始まりました。この戦争に勝利したプロイセンは、自身を盟主とする 北ドイツ連邦 を発足させました。ただし、カトリックの多い西南ドイツはこれに加わろうとしませんでした。
最終的に、プロイセンはカトリック大国であるフランスを プロイセン=フランス戦争 で破りました。この戦争の末期に ドイツ帝国 の成立を宣言し、これをもってドイツの統一は達成されたというわけです。
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今回はドイツの統一についての学習でした。
それでは、内容を確認していきましょう。