5分でわかる!ドイツ帝国の大いなる発展!
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この動画の要点まとめ
ポイント
ポイントの1つ目は、「ドイツ帝国の発展」です。
前回の授業では、プロイセンの首相 ビスマルク が 鉄血政策 を掲げてドイツを統一し、 ドイツ帝国 を成立させるまでの流れを学習しました。今回は、そのドイツ帝国が急激に発展していく様子を学習します。
ドイツ帝国の政治体制
プロイセン=フランス戦争 の末期、ベルサイユ宮殿でドイツ帝国の完成式典が行われました。ドイツ帝国の初代皇帝には、プロイセン王でもあった ヴィルヘルム1世 が即位し、帝国宰相には ビスマルク が就任しました。
ドイツ帝国には、 連邦参議院 と 帝国議会 の2つの議会が設けられました。連邦参議院は帝国各地の代表者から構成され、法律の制定や条約の締結などの役割を担いました。一方の帝国議会は全ドイツの25歳以上の男性普通選挙で議員が選ばれ、予算の審議などの役割を担いました。
第2次産業革命の発生
1871年、ドイツ帝国は プロイセン=フランス戦争の講和条約 をフランスと締結しました。戦勝国であるドイツ帝国は、多額の賠償金に加え アルザス・ロレーヌ地方を獲得しました。
アルザス・ロレーヌ地方は 地下資源が豊富な鉱山地帯 で、石炭や鉄鉱石を産出します。この場所を確保したドイツ帝国は、重工業をメインとした 第2次産業革命 を迎えることになりました。
あっという間に世界第2位の工業国に!
第2次産業革命を迎えたドイツ帝国をさらに発展させるべく、ビスマルクは 保護関税法 を制定しました。穀物や綿製品など、輸入品に関税をかけることで国内産業を育成しようと考えたのです。
こうした政策のかいもあって、1880年代末、ドイツの工業生産数は 世界第2位 となりました。ちなみに第1位はアメリカで、第3位はイギリスです。
1871年に成立したドイツ帝国は急成長を果たし、イギリスを抜いて世界第2位の工業生産数を誇るまでになりました。今回の内容をしっかり復習しておきましょう。
19世紀の欧米諸国(1)、第6回。
今回は、「ドイツの発展」について学習します。