高校世界史B
5分で解ける!ロシアの南下政策に関する問題
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の問題と解説
練習
一緒に解いてみよう
下のカッコ内に入る語句を答えよう
解説
これでわかる!
練習の解説授業
ロシアがこだわった南下政策とは?
ポイント1では、ロシアがこだわった 南下政策 について見てきました。
ロシアは 農作物販路の確保 、つまり 穀物を輸出するための港 を求めて、黒海や地中海へ進出しようと考えました。
その際にロシアが掲げた口実は2つありました。1つ目は ギリシア正教徒 の保護です。もう1つは、ロシアと同じく スラヴ人 が住む地域を統一しようとする パン=スラヴ主義 でした。
ギリシア正教徒の保護とパン=スラヴ主義。この2つを口実に、ロシアはバルカン半島方面へ進出していきました。
南下政策の本格化!
ポイント2では、本格化する南下政策についてお話しました。
3つの戦争 の名前とその結果をおさえましょう。
1つ目は ギリシア独立戦争 です。ロシアはこの戦争でギリシアを支援し、結果として ダーダネルス・ボスフォラス両海峡の自由通航権 を獲得しました。
2つ目は 第1次エジプト=トルコ戦争 です。この戦争にもロシアは介入し、 両海峡の自由通航権を独占 することになりました。ロシア以外の外国軍艦が両海峡を通行することができなくなったのです。
3つ目は 第2次エジプト=トルコ戦争 です。この戦争の結果、 すべての外国軍艦が両海峡を通行することが禁止 されました。両海峡を通って地中海方面に進出するという、ロシアの南下政策は失敗に終わってしまったのです。
19世紀の欧米諸国(2) 露・米 の練習
高校世界史Bの問題
- 先史時代
- 古代オリエント
- ギリシア世界
- ローマ世界
- インドの古典文明
- 東南アジア前近代史
- 中国の古典文明
- 中国の分裂・混乱期(魏晋南北朝)
- 東アジア文明圏の形成(隋・唐)
- イスラーム世界
- 中世ヨーロッパ世界の成立
- 中世ヨーロッパ世界の展開
- 中世ヨーロッパ世界の各国史
- 東アジア世界の展開
- 明・清の時代
- 中国周辺地域史
- イスラーム世界の繁栄
- ルネサンスと大航海時代
- 宗教改革
- 主権国家体制と西欧絶対王政
- 東欧絶対王政
- イギリスの市民革命
- アメリカ世界の成立
- フランス革命とナポレオン
- ウィーン体制の成立と崩壊
- 19世紀の欧米諸国(1) 英・仏・伊・独
- 19世紀の欧米諸国(3) 19世紀の欧米文化
- 中国と朝鮮の植民地化
- アジア諸地域の植民地化
- 帝国主義の時代
- 世界分割と列強の対立
- 帝国主義と東アジア
- 帝国主義とアジアの民族運動
- 第一次世界大戦とロシア革命
- ヴェルサイユ体制とワシントン体制
- 第一次世界大戦後の欧米諸国
- 戦間期のアジア諸地域
- 世界恐慌とファシズム諸国の侵略
- 第二次世界大戦と戦後秩序の形成
- 米ソ冷戦の時代
- 冷戦の激化と西欧・日本の経済復興
- 第三勢力の台頭と米ソの歩み寄り
- 自立を強める東アジア
- アジア諸地域の紛争
- 経済危機と冷戦の終結
- 現代文明と各地の紛争
今回はロシアの南下政策についての学習でした。
それでは、内容を確認していきましょう。