高校世界史B
5分で解ける!アメリカが抱えた問題に関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
これでわかる!
練習の解説授業
アメリカの北部と南部ではここまで違うの!?
ポイント1では、アメリカ北部と南部の違いに注目しました。まずは南部の特徴から復習します。
南部の経済を支えていたのは 綿花プランテーション でした。綿花を イギリスへ輸出 することで利益を得ていたのです。そのため南部は 自由貿易 を望んでいました。
綿花プランテーションでは奴隷が働かされていたので、南部は 奴隷制には賛成 でした。そして、南部の意見を政治に反映させようとした政党が 民主党 でした。以上が南部の特徴です。
北部では、資本主義的な 商工業 が経済の中心でした。しかしアメリカの商工業はまだまだ成長途中の段階だったので、北部は 保護貿易 によって国内産業を育成することを主張しました。
北部は 奴隷制には反対 で、奴隷を解放して工場の労働力にしたいと考えていました。そして、こうした北部の主張を政治に反映させようとしたのが 共和党 でした。
同じアメリカでも、北部と南部とではこれほどの違いがあったのです。
奴隷州拡大の危機をむかえる!
ポイント2では 奴隷州拡大の危機 を迎える中、アメリカ国内で起こった対立を紹介しました。
1820年に ミズーリ協定 が制定されました。 北緯36度30分 を境界に 北側を自由州、南側を奴隷州 とする協定で、両者をなるべく同数にすることでバランスを取ろうという意図がありました。
ところが1854年に カンザス=ネブラスカ法 が成立したことで、ミズーリ協定は効力を失い 奴隷州拡大の危機を迎えることとなりました。
自由州と奴隷州の対立が深まる中、奴隷制に反対する動きが見られました。例えば ストウ夫人 は『 アンクル=トムの小屋 』という小説を著し、奴隷制廃止を訴えました。
アメリカ国内はこうして、奴隷制賛成派と反対派の二つに分かれてしまったわけです。
19世紀の欧米諸国(2) 露・米 の練習
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今回はアメリカ合衆国の発展についての学習でした。
それでは、内容を確認していきましょう。