5分で解ける!南北戦争とその後に関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
アメリカの市民が殺しあう!?南北戦争の勃発!
ポイントの1点目では南北戦争について見てきました。
南北戦争のきっかけとなったのは、アメリカの大統領選挙でリンカン大統領が当選したことでした。彼は共和党所属で、奴隷制については廃止派でした。
リンカンの当選を受けて、アメリカ南部はアメリカ連合国を建国しました。つまり合衆国から離脱し、独立を宣言したわけです。こうした南部と北部の対立が南北戦争へとつながっていくことになりました。
リンカン大統領は北部を有利に導くためにホームステッド法を制定しました。これによって西部開拓民の支持を狙い、さらに奴隷解放宣言を発表することによって奴隷解放が戦争の目的であることを明確化し、さらに国際世論の支持を得ました。
最終的にゲティスバーグの戦いをもって北部側が勝利し南北戦争は終結しました。
19世紀後半のアメリカは急速に成長する!
ポイントの2点目では、南北戦争後のアメリカについて勉強しました。
奴隷制度は南北戦争の結果、廃止されることになりました。しかし、**K・K・K(クー=クラックス=クラン)**が結成されるなど黒人たちは差別を受け続けていました。
南北戦争に勝利した北部が中心となって統一が進んだことで、そのまま北部のやりたい方向へとアメリカは進んでいきました。こうして戦後のアメリカでは、第2次産業革命が始まりました。
同時に労働問題も発生しました。そんな労働者たちを守るために**アメリカ労働総同盟(AFL)**が結成されました。労働者たちは自分たちの意見をまとめ、資本家たちへ訴えました。
黒人たちは身分制度としては奴隷から解放されたものの、工場では働いてくれませんでした。そこでアメリカは、労働力不足を補うため、移民を積極的に受け入れるようになりました。移民たちを工場での労働力にしようとしたわけです。
さらにアメリカでは大陸横断鉄道が開通しました。これによってアメリカは東から西へ、西から東へいつでもアクセスできるようになりました。その結果フロンティアの消滅が宣言されました。つまり、アメリカ国内で白人が到達していない地域はなくなったということです。この後、アメリカは海外市場を求めて外へ出ていくこととなります。
19世紀の欧米諸国(2) 露・米 の練習
高校世界史Bの問題
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今回は南北戦争とその他についての学習でした。
それでは、内容を確認していきましょう。