5分で解ける!19世紀の欧米諸国(2) 露・米(第2問)に関する問題
- 問題
- 問題
この動画の問題と解説
問題
解説
問題(1)
ミール(農村共同体)を基盤とする改革を目指したインテリゲンツィアたちは ナロードニキ(人民主義者) と呼ばるようになりました。
問題(2)
19世紀のアメリカ合衆国において「 領土の拡大は神からの使命 」として 西部開拓を正当化した標語 といえば?正解は マニフェスト=ディスティニー(明白な天命) です。
西部開拓を正当化する標語を掲げ、合衆国は先住民たちを追い出して領土を拡大していきました。
問題(3)
ベルリン条約 は、ロシア=トルコ戦争の講和条約である サン=ステファノ条約 の内容を大幅に修正する形で締結されました。
「大幅に修正」とはいっても、変更されなかった内容もありました。サン=ステファノ条約では ルーマニア・セルビア・モンテネグロ の独立が規定されたのですが、これらの独立は ベルリン条約でもそのまま承認されたのです。
よって、ベルリン条約で独立が承認された国として 誤っているもの は③ ボスニア=ヘルツェゴヴィナ となります。正解は ③ です。
ベルリン条約において、ボスニア=ヘルツェゴヴィナの統治権はオーストリアが獲得することになりました。
問題(4)
『 アンクル=トムの小屋 』を書いた人物といえば?
正解は ストウ夫人 です。ハリエット=ストウともいいます。
彼女は『アンクル=トムの小屋』の中で奴隷制の悲惨な状況を描き、奴隷制の廃止を訴えました。
問題(5)
短文a。
資本主義的商工業が発達段階であった北部は 自由貿易を要求していた とありますが、そんな段階で外国から安くて高品質な製品が入ってくれば 国内の製品が売れなくなってしまいます。
北部は国内産業を育成するため 保護貿易 を求めていました。自由貿易ではありませんので、aの文章は誤りです。
短文b。
南部は 綿花プランテーション で綿花を栽培し、イギリスへ輸出することで利益を得ていました。農園で綿花を栽培する労働力となったのは 黒人奴隷 たちでした。
そんな南部は当然 奴隷制度の存続を求めていました。 bの文章は正しいですね。aは誤りでbは正しいので正解は ③ となります。
19世紀の欧米諸国(2) 露・米 の問題
高校世界史Bの問題
- 先史時代
- 古代オリエント
- ギリシア世界
- ローマ世界
- インドの古典文明
- 東南アジア前近代史
- 中国の古典文明
- 中国の分裂・混乱期(魏晋南北朝)
- 東アジア文明圏の形成(隋・唐)
- イスラーム世界
- 中世ヨーロッパ世界の成立
- 中世ヨーロッパ世界の展開
- 中世ヨーロッパ世界の各国史
- 東アジア世界の展開
- 明・清の時代
- 中国周辺地域史
- イスラーム世界の繁栄
- ルネサンスと大航海時代
- 宗教改革
- 主権国家体制と西欧絶対王政
- 東欧絶対王政
- イギリスの市民革命
- アメリカ世界の成立
- フランス革命とナポレオン
- ウィーン体制の成立と崩壊
- 19世紀の欧米諸国(1) 英・仏・伊・独
- 19世紀の欧米諸国(3) 19世紀の欧米文化
- 中国と朝鮮の植民地化
- アジア諸地域の植民地化
- 帝国主義の時代
- 世界分割と列強の対立
- 帝国主義と東アジア
- 帝国主義とアジアの民族運動
- 第一次世界大戦とロシア革命
- ヴェルサイユ体制とワシントン体制
- 第一次世界大戦後の欧米諸国
- 戦間期のアジア諸地域
- 世界恐慌とファシズム諸国の侵略
- 第二次世界大戦と戦後秩序の形成
- 米ソ冷戦の時代
- 冷戦の激化と西欧・日本の経済復興
- 第三勢力の台頭と米ソの歩み寄り
- 自立を強める東アジア
- アジア諸地域の紛争
- 経済危機と冷戦の終結
- 現代文明と各地の紛争
1870年代のロシアで インテリゲンツィア らが掲げた 合言葉(スローガン) といえば?
正解は「 ヴ=ナロード 」です。日本語で「 人民の中へ 」と答えても正解です。