高校世界史B
5分で解ける!19世紀の欧米諸国(2) 露・米(第3問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
19世紀の欧米諸国(2)露・米/確認テスト(第3問)
解説
これでわかる!
問題の解説授業
問題(1)
①リンカンは民主党ではなく 共和党 の大統領です。この選択肢は誤りです。
②リンカンが所属した共和党は 奴隷制の廃止を主張しました。 この選択肢も誤りです。ちなみに、奴隷制の存続を主張したのは 民主党 でした。
③ スペインからフロリダを買収した のはリンカンではなく モンロー です。これも誤りですね。①~③がいずれも誤りなので、消去法で正解は ④ となります。
④リンカンは ホームステッド法 を制定し 西部開拓農民の支持を集めました。 これが正解です。
問題(2)
①奴隷制度が廃止され、多くの黒人が自作農となった… わけではありませんでした。 奴隷から解放された黒人たちは 小作人 として、地主から土地や農具を借りて生活することになりました。これを シェアクロッパー と呼びます。
奴隷から解放されたといっても 自作農になった(=自分の土地を手に入れた)わけではなかったのです。 この選択肢は誤りなので、正解は ① です。
②③④はいずれも問題ありません。選択肢の文章を読んで、正しい知識として吸収しておきましょう。
この章では 19世紀のロシアとアメリカ に注目しました。
ロシアは 南下政策 にこだわり、当時弱体化していたオスマン帝国に何度も介入しました。 ギリシア独立戦争 、2回に渡る エジプト=トルコ戦争 、 クリミア戦争 、そして ロシア=トルコ戦争 。それぞれの戦争でロシアの南下政策がどうなったのか、しっかり復習してください。
19世紀のアメリカでは 北部と南部とで全く産業構造が異なっていました。 両者の違いを把握した上で、南北戦争の経過とその後のアメリカ社会の変化をおさえておきましょう。
19世紀の欧米諸国(2) 露・米 の問題
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問題文を読むと、イラストの人物は 南北戦争で北部を率いた大統領 だと書いてありますね。そう、彼は リンカン です。リンカン大統領の説明として正しいものを選びましょう。