高校世界史B
5分で解ける!文学に関する問題
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この動画の問題と解説
練習
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解説
これでわかる!
練習の解説授業
形式的な美しさに対抗し、個性・感情を爆発!
今回の授業では文学の4つの流れを見てきました。
古典主義 ・ ロマン主義 ・ 写実主義 ・ 自然主義 です。
順番に確認しましょう。
ポイント1では 古典主義 と ロマン主義 を紹介しました。古典主義の作家として『 ファウスト 』を書いた ゲーテ を紹介しましたね。
古典主義とは、古代ギリシア・ローマの優れた作品を規範とする 形式的な美しさ を重視する風潮です。
古典主義に対抗して登場したのが ロマン主義 でした。秩序や形式的な美しさに反発し 個性や感情 を重視する風潮が見られました。
『 歌の本 』を書いたのは 革命詩人 とも呼ばれる ハイネ でした。『 レ=ミゼラブル 』の中で虐げられる人びとを描写したのは ヴィクトル=ユゴー で、ギリシア独立を支援したのはイギリスの バイロン でしたね。
客観性を重視した文学の潮流
ポイント2では、客観性を重視した文学の潮流を紹介しました。
『 赤と黒 』の作者は スタンダール 、『 罪と罰 』の作者は ドストエフスキー 、『 戦争と平和 』の作者は トルストイ でした。
この3人は 写実主義 作家に分類されます。ロマン主義で重視された 個性や感情 を抑えて 現実的な客観性を重視する のが写実主義です。
写実主義における「客観性の重視」を突き詰めていった結果、世の中の「汚いところ」や「嫌なところ」が浮き彫りになり、そうした問題をただそうとする風潮が生まれました。こうして生まれたのが 自然主義 です。
自然主義の代表人物といえるのが エミール=ゾラ です。彼は ドレフュス事件 において無実の容疑をかけられたドレフュスを擁護し、フランス政府・軍部を厳しく批判したことで知られます。
高校世界史Bの問題
- 先史時代
- 古代オリエント
- ギリシア世界
- ローマ世界
- インドの古典文明
- 東南アジア前近代史
- 中国の古典文明
- 中国の分裂・混乱期(魏晋南北朝)
- 東アジア文明圏の形成(隋・唐)
- イスラーム世界
- 中世ヨーロッパ世界の成立
- 中世ヨーロッパ世界の展開
- 中世ヨーロッパ世界の各国史
- 東アジア世界の展開
- 明・清の時代
- 中国周辺地域史
- イスラーム世界の繁栄
- ルネサンスと大航海時代
- 宗教改革
- 主権国家体制と西欧絶対王政
- 東欧絶対王政
- イギリスの市民革命
- アメリカ世界の成立
- フランス革命とナポレオン
- ウィーン体制の成立と崩壊
- 19世紀の欧米諸国(1) 英・仏・伊・独
- 19世紀の欧米諸国(2) 露・米
- 中国と朝鮮の植民地化
- アジア諸地域の植民地化
- 帝国主義の時代
- 世界分割と列強の対立
- 帝国主義と東アジア
- 帝国主義とアジアの民族運動
- 第一次世界大戦とロシア革命
- ヴェルサイユ体制とワシントン体制
- 第一次世界大戦後の欧米諸国
- 戦間期のアジア諸地域
- 世界恐慌とファシズム諸国の侵略
- 第二次世界大戦と戦後秩序の形成
- 米ソ冷戦の時代
- 冷戦の激化と西欧・日本の経済復興
- 第三勢力の台頭と米ソの歩み寄り
- 自立を強める東アジア
- アジア諸地域の紛争
- 経済危機と冷戦の終結
- 現代文明と各地の紛争
今回は19世紀の欧米文化(文学)についての学習でした。
それでは、内容を確認していきましょう。