高校世界史B
5分で解ける!イラン・アフガニスタンの植民地化に関する問題
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練習の解説授業
イランの植民地化!
19世紀のイランは南下政策を目論む ロシア の侵攻を受けました。ロシアとの戦争に敗れたイランは1828年に トルコマンチャーイ条約 を締結し、ロシアに アルメニア の大半を割譲したほか 治外法権 を認めることになりました。典型的な 不平等条約 です。
ロシアの言いなり状態のイラン政府(カージャール朝)に対し、貧しい農民たちを中心にした バーブ教徒の乱 が起こりました。ただしこの反乱はイラン政府による激しい弾圧を受けて鎮圧されました。
1891~1892年にはイギリスに対する タバコ=ボイコット運動 が起こりました。イラン政府がイギリス人業者にタバコの販売独占権を与えたことに対し、商人やウラマー(知識人)たちが反対運動を行ったのです。
バーブ教徒の乱やタバコ=ボイコット運動など、イランでは民衆による抵抗運動が発生しました。しかしこれらの動きもむなしく、イランの植民地化はこのあとも進展していくことになりました。
なぜアフガニスタン!?
アフガニスタンはインドのすぐ北側に位置しています。インドはイギリスにとって アジア最大の植民地 でした。だからこそイギリスはアフガニスタンを重要視していました。
そんなイギリスは ロシア の南下政策を警戒していました。ロシアがアフガニスタンやインドへの影響を強めることを恐れ、2度にわたりアフガニスタンへの侵攻を行いました。これが アフガン戦争 です。
1回目の戦争では敗北したイギリスでしたが、2回目で勝利を収め アフガニスタンを保護国化しました。
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今回はイラン・アフガニスタンの植民地化について学習しました。
内容を確認していきましょう。