高校世界史B
5分で解ける!イギリスの動向に関する問題
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練習の解説授業
イギリスの方向転換!?帝国主義へ突入!
イギリスは保守党の ディズレーリ 内閣のときに、これまでの自由貿易路線から帝国主義政策へと「方向転換」を行いました。
彼はアジア最大の植民地 インド との接続を重視し、スエズ運河会社の株をエジプトから買収しました。その後は インド帝国 を完成させ、イギリスがインドを重視していることを列強諸国にアピールしました。
イギリスからインドに接続するルートにはもう1つありました。 アフリカ を通るルートです。保守党内閣の時代、植民地相 ジョゼフ=チェンバレン は南アフリカ戦争を引き起こし、南アフリカにおける植民地支配を強めました。
自由党内閣の時代には国内改革が行われました。1911年には 議会法 が制定され、議会における 下院の優位 が確立されました。
下院が有利になった議会のもとで、1914年には アイルランド自治法 が成立しましたが、これは第一次世界大戦の勃発を理由に延期されてしまいました。
イギリスの労働運動!
帝国主義時代のイギリスでは失業などの社会問題が発生し、その改善を求める 社会主義運動 が見られるようになりました。
知識人を中心に結成された フェビアン協会 は、段階的にゆっくりと社会を改良していく改良主義的な改革を目指しました。
1900年にはフェビアン協会などの社会主義団体と労働組合が結びついて 労働代表委員会 が結成されました。
労働代表委員会は1906年に 労働党 となり、議会を通じてのゆるやかな社会改革を主張しました。
高校世界史Bの問題
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- 第三勢力の台頭と米ソの歩み寄り
- 自立を強める東アジア
- アジア諸地域の紛争
- 経済危機と冷戦の終結
- 現代文明と各地の紛争
今回はイギリスの帝国主義と労働運動について学習しました。
内容を確認していきましょう。