高校世界史B
5分で解ける!フランスの動向に関する問題
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練習の解説授業
混乱がつづくフランスの第三共和政
フランスでは、ナポレオン3世による第二帝政の後に 第三共和政 が始まりました。第三共和政の時代、フランス国内は見事にバラバラな状態でした。
ポイント1では、そんなフランスの混乱ぶりを示す 2つの事件 を紹介しましたね。
1つ目が ブーランジェ事件 です。元陸相ブーランジェを中心とした反議会主義的な動きが見られました。クーデタが起きたわけではありませんでしたが、第三共和政の「もろさ」が露呈することになった事件でした。
2つ目が ドレフュス事件 です。 ユダヤ系 将校ドレフュスに対するスパイ容疑えん罪事件でした。ドレフュス事件をめぐり、フランス国内では様々な意見が飛び交いました。
フランスの労働運動!
イギリスでは政党や議会を通じた改良主義的な改革運動が見られましたが、フランスでは19世紀末から サンディカリズム と呼ばれる、 議会や政党を否定 して 労働者による直接行動で社会革命を成し遂げよう とする動きが見られました。
流石はあのフランス革命発祥の地。自由・平等は自分たちの手で勝ち取るんだという考え方が根付いていたわけです。ちなみに教科書によってはサンディカリ ス ムと表記されている場合もあります。
サンディカリズムに対し、議会を通じた革命を起こそうとする勢力もありました。社会主義諸派が結成した フランス社会党(統一社会党) です。
サンディカリズムとフランス社会党、フランス労働運動ではこれら2つの異なる動きがあったことを覚えておきましょう。
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今回はフランス第三共和政と労働運動について学習しました。
内容を確認していきましょう。