高校世界史B
5分でわかる!ウィルソン大統領の時代に起きた変化とは?
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この動画の要点まとめ
ポイント
ウィルソン大統領の時代に起きた変化とは?
これでわかる!
ポイントの解説授業
彼が行った国内政策と外交について確認していきます。
「新しい自由」
ウィルソンは、1912年の大統領選挙で「 新しい自由 」という政治理念を掲げました。企業の規制や直接民主制の推進などを通じて、個人や中小企業など 立場が弱い人を救済しよう と考えたのです。簡単に言えば「弱者救済」の考え方です。
「宣教師外交」
一方でウィルソンは「 宣教師外交 」と呼ばれる外交方針をとりました。アメリカのような資本主義・民主主義体制を持つことができれば、どんな国でもアメリカと同じように発展できると考え、民主政治など「アメリカ風の政治」を輸出しようとしたのです。
ウィルソンの宣教師外交は現代のアメリカ外交にも影響を及ぼしています。アメリカ合衆国は 独裁政治 を忌み嫌い、そんな政治が行われている国があれば武力を用いてでも民主政治を輸入しようとします。また、この「宣教師外交」はアメリカが他国に干渉する口実ともなっています。
以上、ウィルソン大統領の政策を紹介しました。彼はカリブ海のみならず世界にアメリカの民主政治を輸出しようと考えたのです。しっかり覚えておきましょう。
ポイントの3つ目は「新しい自由/宣教師外交」です。
ポイント2では マッキンリー 大統領と セオドア=ローズヴェルト 大統領を紹介しました。この2人の後にタフトという人物が大統領になり、その後に就任したのが今回紹介する ウッドロー=ウィルソン 大統領です。