高校世界史B
5分でわかる!アフリカをもらうなら「早い者勝ち」!?
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この動画の要点まとめ
ポイント
アフリカをもらうなら「早い者勝ち」!?
これでわかる!
ポイントの解説授業
ベルリン会議の開催
1884~1885年、 ベルリン会議 が開催されました。
世界史の教科書には2つの「 ベルリン会議 」が載っています。 ロシアの南下政策 に伴う ロシア=トルコ戦争 後に開かれた1878年のベルリン会議と、1884~1885年に開かれた アフリカ問題 について話し合うベルリン会議です。
今ご説明しているのは後者のベルリン会議です。この2つを混同しないように注意してくださいね。ちなみにどちらのベルリン会議も主催者はドイツの ビスマルク です。
先占権の確認/列強のアフリカ分割が加速する
ベルリン会議ではアフリカの 先占権 が確認されました。「 先 に領有を宣言した国が 占 有できる 権 利」だと考えてください。つまりは「 早い者勝ち 」ということです。
この決定は 列強のアフリカ分割に拍車をかけることになりました。 イギリスやフランスなどがこぞってアフリカに殺到したのです。
また、ベルリン会議の結果ベルギー国王のコンゴ支配が認められ コンゴ自由国 が成立しました。
最後に「予告」です。次回以降の授業で、列強の中でも イギリス・フランス がアフリカのどの地域を狙っていくかを説明します。
イギリスは スエズ運河 が通るエジプトを確保します。アジア最大の植民地 インド へ接続するルートを確保するためです。
インドへ到達するルートは他にもあります。 アフリカ南端 を経由するルートです。そこでイギリスはこの場所も狙います。アフリカの北部と南部を獲得したいイギリスは 南北を結ぶようにアフリカ進出を進めます。
一方フランスは、シャルル10世の時代に行われた アルジェリア 出兵で同地を確保していました。そこでフランスはアルジェリアを拠点に 東西に支配地域を拡大していくことになります。
ポイントの2つ目は「ベルリン会議と先占権の確認」です。
ベルギー国王のコンゴ領有宣言 をめぐって開催された ベルリン会議 について学習します。