高校世界史B
5分で解ける!アフリカ分割の始まりに関する問題
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練習の解説授業
アフリカってどんなところ?
アフリカはヨーロッパ諸国から「奴隷供給地」と見なされ、17~18世紀を中心に 大西洋三角貿易 に組み込まれていました。
アフリカの人びとは 黒人奴隷 としてアメリカ大陸へ輸出され、その地で プランテーション の労働力として酷使されました。プランテーションで栽培されたサトウキビ・タバコ・綿花などの 商品作物 はヨーロッパへ輸出されました。
19世紀になるとイギリスやフランスで奴隷制度・奴隷貿易が禁止されるようになりました。アフリカは「奴隷供給地」として扱われることはなくなったのです。
黒人奴隷に代わる魅力を探すべく、欧米諸国はアフリカに探検家を送り込みました。イギリスの宣教師 リヴィングストン はナイル川の水源探査を行い、一時消息不明となりました。
黒人の村でリヴィングストンを発見したのが、イギリス出身のアメリカ人 スタンリー でした。彼はリヴィングストン救出後に コンゴ探検 を行いました。
スタンリーの探検を支援した ベルギー国王 は、スタンリーの報告を聞くと コンゴ領有 を宣言しました。
アフリカをもらうなら「早い者勝ち」!?
ベルギー国王の宣言にヨーロッパ諸国は反発し、1884~1885年に ベルリン会議 が開かれました。主催者はドイツの ビスマルク でした。
ベルリン会議では 先占権 が確認され、列強のアフリカ進出は「早い者勝ち」状態となりました。この決定は列強のアフリカ分割に拍車をかけることになったのです。
また、「早い者勝ち」のルールに基づきベルギー国王のコンゴ領有が認められ コンゴ自由国 が成立しました。
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今回はアフリカ分割の始まりについて学習しました。
内容を確認していきましょう。