高校世界史B
5分でわかる!メキシコの内乱とフランスの干渉
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この動画の要点まとめ
ポイント
メキシコの内乱とフランスの干渉
これでわかる!
ポイントの解説授業
ポイントの1つ目は「メキシコ内乱」です。
アメリカ合衆国の南に位置する ラテンアメリカ 諸国。その中でも、今回の授業では メキシコ の動きに注目します。
ベネズエラ・ボリビア・ペルーなど、ラテンアメリカ諸国の多くは19世紀前半に独立を達成しました。ただし、多くの国は独立を達成した後に イギリスの経済的な支配を受けることになってしまいました。
そんなラテンアメリカ諸国の中で、 ある国 は、イギリスなどヨーロッパによる経済的な支配を逃れ、自分たちの国を強くしようと改革を行いました。それが メキシコ なのです。
この授業ではメキシコにスポットライトをあて、どんな改革が行われたのかを勉強していきます。
フアレス大統領の就任
1858年、 フアレス という人物がメキシコ大統領に就任しました。彼はメキシコ史上初の 先住民出身の大統領 です。
先住民出身のフアレスは、大統領就任前から 先住民の権利を拡大 するなど数々の改革を行っており、その後は自由主義革命を通じて大統領に就任しました。
大統領に就任したフアレスは、国内の 保守派 と争いながら自由主義的改革を進めていきました。
メキシコ内乱/ナポレオンの干渉
1861~1867年、 メキシコ内乱 が発生しました。なんと フランスのナポレオン3世 がメキシコに干渉してきたのです。
フアレスと保守派の対立に加えフランスが軍隊を送り込んできたことで、メキシコは混乱状態に陥りました。
しかしフアレス率いるメキシコの民衆はナポレオンに抵抗し、フランスの勢力を排除することに成功しました。フアレスは見事メキシコ内乱を乗り切ったのです。
メキシコ史上初、先住民出身の大統領フアレス。彼の時代に先住民に配慮した改革が行われたことを覚えておきましょう。
世界分割と列強の対立、第6回。
今回は「ラテンアメリカの従属化」について学習します。