高校世界史B

高校世界史B
5分でわかる!第一次世界大戦へとつながる国際関係が誕生!

75

5分でわかる!第一次世界大戦へとつながる国際関係が誕生!

75
トライ式高等学院通信制高校トライ式高等学院通信制高校

この動画の要点まとめ

ポイント

第一次世界大戦へとつながる国際関係が誕生!

世界分割と列強の対立7 ポイント2 答え全部

これでわかる!
ポイントの解説授業
lecturer_avatar

ポイントの2つ目は「三国協商の成立」です。
ポイント1で確認した ドイツの帝国主義政策 を前提に成立した 列強間の対立関係 について勉強します。

lecturer_avatar

まずはヴィルヘルム2世が登場する前の国際関係を確認し、次に彼が登場した後の国際関係を確認します。

ヴィルヘルム2世が登場する前の国際関係

lecturer_avatar

ヴィルヘルム2世が登場する前は、ドイツの首相 ビスマルク によって以下のような国際関係が築かれていました。

見出し不要、図のみ/pdf参照

lecturer_avatar

ドイツ・オーストリア・イタリアは 三国同盟 を結成していました。さらにドイツはロシアと 再保障条約 という秘密条約を結び、どちらかの国が戦争状態になっても互いに中立を守ることを約束しました。

lecturer_avatar

イギリスはどの国とも同盟を結ばない「 光栄ある孤立 」状態だったので、ドイツは対立関係にあった フランス を孤立化させることに成功しました。

ヴィルヘルム2世が登場した後の国際関係

lecturer_avatar

1888年にドイツ皇帝に即位したヴィルヘルム2世は、 パン=ゲルマン主義 を掲げてバルカン半島への進出をうかがい ロシアと対立しました。 すると彼は、なんと 再保障条約の更新を拒否 したのです。

lecturer_avatar

それを見たドイツのライバル フランス はロシアへ接近し、19世紀末に 露仏同盟 を結成しました。この同盟でロシアへフランス資本が導入されることになりました。簡単に言うとフランスがロシアにお金を貸したということです。

テキスト2行/露仏同盟~資本の導入

lecturer_avatar

ドイツの帝国主義政策は イギリス にもプレッシャーをかけました。イギリスはかつて世界最大の工業国として君臨していましたが、アメリカやドイツに抜かれ、いつまでも「光栄ある孤立」を保っている余裕がなくなったのです。

lecturer_avatar

イギリスは東アジアにおけるロシアの進出に対抗するため、1902年に 日英同盟 を結びました。これでイギリスの「光栄ある孤立」状態は解消されたのです。

lecturer_avatar

それを見たフランスはイギリスへ接近し、1904年に 英仏協商 を結成しました。

image03の続き2行/日英同盟~(1904)

lecturer_avatar

日露戦争後の1907年には、ドイツのバルカン半島進出を警戒するロシアとイギリスとの間で 英露協商 が結成されました。

image04の続き1行/英露協商~

lecturer_avatar

ヴィルヘルム2世が進めたドイツの帝国主義政策により、列強の対立関係に大きな変化が見られました。最終的には イギリス・フランス・ロシア の3国が手を結ぶことになったのです。この協力関係のことを 三国協商 といいます。

lecturer_avatar

イギリス・フランス・ロシアの三国協商は、ドイツ・オーストリア・イタリアの三国同盟と対立しました。この国際対立はやがて 第一次世界大戦 へと発展することになります。

この授業の先生

新里 将平 先生

「世界史を楽しく,わかりやすく教えたい!」をモットーにストーリー性のある授業展開で、歴史上の人物や国が当時何を考え、どう動いたかを感情を込めて伝える。

トライ式高等学院通信制高校
第一次世界大戦へとつながる国際関係が誕生!
75
友達にシェアしよう!
トライ式高等学院通信制高校

この授業のポイント・問題を確認しよう

世界分割と列強の対立

トライ式高等学院通信制高校
トライ式高等学院通信制高校

高校世界史B