5分で解ける!世界分割と列強の対立(第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
解説
問題(1)
1884~1885年、ドイツ首相 ビスマルク の主催でベルリン会議が開催されました。この会議では、ある地域を最初に領有宣言した国がそこを支配できるという 先占権 が確認されました。つまりは「 早い者勝ち 」というわけです。
問題(2)
イタリアが植民地化した場所といえば?
正解は ④リビア です。
イタリアは イタリア=トルコ戦争 に乗じてリビアを占領し、戦後にオスマン帝国から獲得しました。
① チュニジア と③ モロッコ はフランスに植民地化されました。
②イタリアは エチオピア へ侵入しましたが、横断政策を進めるフランスがエチオピアを支援したこともあって アドワ の戦いで敗北してしまいました。
問題(3)
アフリカ分割が進行する中、アフリカの 2つの国 だけは第一次世界大戦まで独立を維持していました。その2つの国といえば?正解は ③エチオピアとリベリア です。
この2国、名前だけではなく 地図で位置も確認して 覚えておきましょう。
問題(4)
オーストラリアの先住民 といえば?
正解は アボリジニー(アボリジニ) です。
ニュージーランド の先住民は マオリ 人ですので、混同しないように注意してください。
問題(5)
ビスマルク外交によって結ばれたものの、ヴィルヘルム2世によって破棄されてしまった 秘密条約 といえば?
正解は ②再保証条約 です。
ロシアとドイツの間で結ばれた秘密条約で、戦争が起きたらお互い中立を守るという内容でした。
① 三国協商 はドイツに対抗して イギリス・フランス・ロシア が結んだ協力関係の総称です。
③ 三国同盟 は ドイツ・オーストリア・イタリア による同盟です。第一次世界大戦まで継続しました。
④ 独墺同盟 は1879年にドイツとオーストリアとの間に結ばれた同盟です。ヴィルヘルム2世は パン=ゲルマン主義 を掲げており、同じゲルマン人国家であるオーストリアとの関係は良好でした。ドイツが破棄するとは考えにくいですね。
ヴィルヘルム2世の登場で、ビスマルクが築き上げた外交関係が大きく変わることになったのです。
世界分割と列強の対立の問題
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ベルギー国王のコンゴ領有問題 をきっかけに開催された国際会議といえば?
正解は ベルリン会議 です。