高校世界史B
5分で解ける!世界分割と列強の対立(第3問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
世界分割と列強の対立/確認テスト(第3問)
解説
これでわかる!
問題の解説授業
問題(1)
②ドイツとフランスが争った要因はチュニジアではなく モロッコ です。2度にわたる モロッコ事件 が発生しました。
③エチオピアは アドワ の戦いで侵入してきたイタリア軍を撃破しました。この文章は正しいので、正解は ③ となります。
④ ジブチ 港を建設したのは、イギリスではなく フランス です。フランスは 横断政策の東端 として、アフリカ北東岸にジブチ港を建設しました。
問題(2)
①ドイツとロシアの再保障条約が破棄された後、フランスとロシアが接近して 露仏同盟 を締結しました。これは問題ありません。
②「イギリスの モロッコ 支配、フランスの エジプト 支配」とありますが これが誤り! 正しい記述は イギリスのエジプト支配 、 フランスのモロッコ支配 です。正解は ② となります。
英仏協商を受けてフランスはモロッコ支配を強め、これに反発したドイツと2度にわたる モロッコ事件 を起こしました。イギリスがフランスを支援したことで、ドイツの干渉は失敗に終わりました。
③ドイツの進出に対抗する形で 英露協商 が成立しました。これは問題ありません。
④ドイツの 3B政策 とイギリスの 3C政策 は対立しました。これも問題ありません。
この章では 列強の世界分割 について、特に アフリカ分割 にスポットライトを当てて学習しました。
アフリカ分割をめぐって列強は対立しましたが、この対立は当時の 外交関係 と強く結びついていました。ドイツの帝国主義政策を警戒するイギリス・フランス・ロシアは最終的に協力関係を築き(三国協商)、ドイツ・オーストリア・イタリアの三国同盟と対立しました。
この対立関係はそのまま 第一次世界大戦 へとつながっていくことになります。しっかり覚えておきましょう。
世界分割と列強の対立の問題
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①「イギリスと ドイツ 」とありますが、ファショダ事件はイギリスの縦断政策と フランス の横断政策が衝突した事件です。これは誤り。