高校世界史B
5分で解ける!インドの反英運動に関する問題
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練習の解説授業
当初は親英的!?インド国民会議の結成
イギリスは、インドの知識人たちを味方につけるべく インド国民会議 の結成を支援しました。当初インド国民会議は親英的で、インドで最も信徒が多い ヒンドゥー教徒 主体の組織でした。
インド国民会議のメンバーは、政治結社として 国民会議派 を結成しました。
イギリスなんて早く出ていけ!
この後インド国民会議は次第に 反英的 な組織になっていきました。そのきっかけとなったのが、イギリスによる ベンガル分割令 の発布でした。
イギリスは、インドで最も肥沃なベンガル地方を、ヒンドゥー教徒が多い地域とイスラーム教徒が多い地域とに分割しようとしたのです。
これに反発するかたちで カルカッタ大会 が開催され、急進派のティラクが中心となって 4つの綱領 が採択されることになりました。 英貨排斥・スワデーシ・スワラージ・民族教育 の4つです。スワデーシは国産品愛用、スワラージは自治・独立を意味します。
反英運動の高まりを受け、イギリスは 全インド=ムスリム連盟 を発足させました。これはインドの イスラーム教徒 による政治結社です。
イギリスは宗教的な対立を利用することによって、インドの民族運動・反英運動をおさえこもうとしたのです。
帝国主義とアジアの民族運動の練習
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今回はインドの反英運動について学習しました。
内容を確認していきましょう。