高校世界史B
5分で解ける!帝国主義とアジアの民族運動(第3問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
帝国主義とアジアの民族運動/確認テスト(第3問)
解説
これでわかる!
問題の解説授業
問題(1)
全インド=ムスリム連盟は 親英的 な組織であり、ベンガル分割令に反発して結成されたのではなく、上記のように イギリスが結成させた組織 なのです。この文章は誤りです。
短文b。
カルカッタ大会の指導者は、国民会議派の ティラク で問題ありません。この文章は正しいですね。
以上より、正解は ③ となります。
問題(2)
このイラストを見てピンと来た人は少ないと思います。ちなみに彼は アフガーニー ですが、イラストから判断できなくても大丈夫です。選択肢を見て 名前と実績の組合せ を検証すれば解答できます。
①アフガーニーが カルカッタ大会を開催 …ちょっと待ってください?カルカッタ大会を開いたのは 国民会議派のティラク ですよね。この選択肢は誤りです。
②アフガーニーは パン=イスラーム主義を提唱 し、全イスラーム教徒の団結により欧米諸国の帝国主義に対抗することを提唱しています。
正解は ② です。
③パン=イスラーム主義を提唱したのはアギナルドではなくアフガーニーです。
④ ドンズー運動 を推進したのは ベトナム 民族運動の指導者 ファン=ボイ=チャウ です。
この章では、帝国主義時代を迎えた欧米諸国が 東南アジア・インド・西アジアに進出していく様子 と、それに伴って各地で起こった 抵抗運動 について学習しました。
地域ごとにどんな運動が起こったのか、指導者の名前などに注意してしっかり覚えておきましょう。
帝国主義とアジアの民族運動の問題
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短文a。
イギリスが発布した ベンガル分割令 に反発し、 ティラク らはインド国民会議カルカッタ大会を開催しました。反英運動の高まりを受け、イギリスはインドの イスラーム教徒 を利用して 全インド=ムスリム連盟 を結成させました。