5分でわかる!第一次世界大戦とロシア革命をみる視点
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この動画の要点まとめ
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1914~1918年、ヨーロッパを主戦場としながらも、ヨーロッパのみならず アジア・アメリカをも巻き込んだ大規模な戦争 が発生しました。これを 第一次世界大戦 といいます。
これまで勉強してきたような、イギリスvsフランス、ドイツvsフランスといったレベルではなく 世界全体を巻き込む大規模な戦争 が発生したのです。
第1回「20世紀初頭の国際情勢」
世界を巻き込んだ戦争が起こった理由として、 各地で列強の対立が激化していた ことが挙げられます。
第1回の授業では 20世紀初頭の国際情勢 を確認します。どの国とどの国が対立し、または同盟関係を結んでいたのか、第一次世界大戦へとつながる国際情勢を整理します。
第2回「第一次世界大戦の勃発」
第1回の授業で確認する同盟関係・対立関係をもとにして、ついに第2回の授業では 第一次世界大戦が勃発します。
この授業では、第一次世界大戦の引き金をひいた ある事件 を紹介した後、開戦当初に行われた ヨーロッパ列強同士の戦い を確認します。
第3回「第一次世界大戦の戦局」
第3回の授業では 大戦が終結に向けて動いていく様子 を学習します。
みなさんに注目していただきたいのは、大戦中に交わされた 様々な約束 です。ヨーロッパのある国は、自国に有利な展開を作り出すため、後先のことを考えずに協定や条約を締結しました。実は、これらの取り決めが後に大きなトラブルの火種となっていきます。
以上、計3回の授業で第一次世界大戦の流れを確認した後、第4回からは ロシア に注目します。
第4回「ロシア二月革命と二重権力の時代」、第5回「史上初、社会主義国家の誕生」
ロシアは第一次世界大戦に最初から参戦していましたが、戦争中に 国内で革命が発生した ことで、一足先に戦争を抜けることになりました。
第4回では ロシア二月革命 、第5回では ロシア十月革命 についてみていきます。これら2つの革命はどちらも 1917年 に発生し、十月革命の結果 世界初の社会主義国家が誕生することになりました。
社会主義とは、労働者や失業者、貧しい農民など生活に苦しむ人びとを助けようとする考え方です。どうやって助けるかというと、 富を分配する ことによってです。
社会主義国家では、工場・機械・土地は「みんなのもの」で、得られた富もみんなで分配することになります。この考え方が生まれた背景には、産業革命以降に深刻化した 資本家と労働者の対立 がありました。
十月革命によって成立したロシアの社会主義政権は、土地の分配や工場・機械の共有化などを目指して改革を行いました。しかし、国内の資本家や地主の反発を受け、改革は難航しました。
第6回「内戦と諸外国の干渉」
第6回の授業では、地主や貴族が政権に反対したことで発生した 内戦 と、社会主義の拡大を恐れた 諸外国の干渉 について学習します。
イギリスやフランス、日本などが社会主義勢力を押さえ込もうと干渉してきたのです。しかし、ロシアはこれらの干渉や内戦を乗り越え、ついに ソ連 という国を発足させることになりました。
第一次世界大戦とロシア革命について、これから一緒に勉強していきましょう!
第35章「第一次世界大戦とロシア革命」のガイダンス授業です。
この章では合計6回にわたって 第一次世界大戦とロシア革命 について勉強していきます。