高校世界史B
5分でわかる!もう一度確認!20世紀初頭の列強の同盟関係
- ポイント
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
もう一度確認!20世紀初頭の列強の同盟関係
これでわかる!
ポイントの解説授業
ポイントの1つ目は「列強の同盟関係」です。
1914年、世界を巻き込む大規模な戦争が始まりました。 第一次世界大戦 です。
この授業では、ポイント1~3を通じて 20世紀初頭の国際情勢 を確認します。第一次世界大戦が始まる前の、ヨーロッパ列強の対立関係・同盟関係を見ていきます。
三国同盟の結成~露仏同盟の成立
1882年、ドイツはオーストリア・イタリアと軍事同盟を結成しました。これを 三国同盟 といいます。さらにドイツは1887年にロシアと 再保障条約 を結びました。
当時のイギリスは「光栄ある孤立」で、どの国とも同盟を結ぶつもりはありませんでした。これでドイツは フランスの孤立化 に成功したことになります。以上が、ドイツの首相 ビスマルク が展開した外交でした。
ところが ヴィルヘルム2世 がドイツ皇帝に即位すると、この国際関係は一変します。ヴィルヘルム2世はロシアと対立し、 再保障条約の更新を拒否 したのです。
これを見たフランスはロシアに接近し、 露仏同盟 を結びました。
三国同盟が抱えていた問題
ドイツ・オーストリア・イタリアの三国同盟には、1つ大きな問題がありました。オーストリアとイタリアが「 未回収のイタリア 」をめぐって対立していたことです。
ヴィルヘルム2世は、この問題を解決しないまま再保障条約の更新を拒否し、ロシアと対立することを選びました。しかし、この「未回収のイタリア」をめぐる問題は、後に思わぬ事態を招くことになります。
以上、露仏同盟が成立するまでの流れを確認しました。次のポイントでは、20世紀初頭に各国が結んだ同盟や協商を確認します。
第一次世界大戦とロシア革命、第1回。
今回は「20世紀初頭の国際情勢」について学習します。