5分でわかる!ついにロシアで不満が爆発!ロシア二月革命
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この動画の要点まとめ
ポイント
ポイントの1つ目は「ロシア二月革命」です。
今回は、第一次世界大戦中にロシアで発生した ロシア二月革命 について学習します。
ロシア二月革命の発生
第一次世界大戦中、ロシアの人びとは苦しい生活を強いられていました。例えば農家が作った穀物は国に取り立てられ、前線の兵士に送られました。民衆は 食糧不足 に苦しんでいたのです。
しかも、1914年に始まった第一次世界大戦は、数ヶ月やそこらで終わるものではありませんでした。ロシアの人びとは2年も3年も苦しい生活を強いられていたのです。
1917年、当時のロシアの首都 ペトログラード で、民衆によるデモやストライキが発生しました。
ちなみに「ペトログラード」はロシア語読みで、第一次世界大戦が始まる前はドイツ語由来の「ペテルブルク」という名前で呼ばれていました。戦争が始まったことで、敵国ドイツの言葉に由来する都市名を変更したわけです。
そんなペトログラードで、食糧不足への不満からデモやストライキが発生すると、これに 反乱兵士が合流 することで革命へと発展していきました。
労働者や兵士は ソヴィエト を結成し、自分たちの要求を声高に主張しました。これを受けて皇帝 ニコライ2世 は退位し、300年以上続いた ロマノフ朝 が滅亡することになりました。
以上のように、民衆の不満が爆発した結果ロマノフ朝が崩壊したことを ロシア二月革命 と呼びます。
ロシア二月革命は、教科書によっては 三月革命 と書いてある場合もあります。当時のロシアでは、現在の私たちが使っている暦よりも 13日おそい暦 が用いられていたからです。
革命が発生した時、ロシアの古い暦では 二月 でしたが、現在の私たちの暦では 三月 にあたるため、二月革命とも三月革命とも呼ばれているのです。
少しややこしいですが、どちらも同じ革命を指しています。しっかり覚えておきましょう。
第一次世界大戦とロシア革命、第4回。
今回は「ロシア二月革命と二重権力の時代」について学習します。