高校世界史B
5分で解ける!ロシア二月革命と二重権力の時代に関する問題
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練習の解説授業
ついにロシアで不満が爆発!ロシア二月革命
1914年に始まった第一次世界大戦は長期化し、ロシアでは多くの民衆が苦しい生活を強いられていました。
1917年、首都 ペトログラード で民衆によるデモやストライキが起こると、これに反乱兵士も合流したことで革命に発展していきました。
労働者や兵士の代表者で構成される ソヴィエト が結成され、戦争の即時講和を求める声が高まると、ついに皇帝 ニコライ2世 が退位することになりました。これを ロシア二月革命 と呼びます。
二重権力の時代
ニコライ2世の退位によって300年以上続いたロマノフ朝が滅亡し、ロシアは 共和政 の時代を迎えることになりました。
二月革命後、立憲民主党を中心に成立した 臨時政府 は、 戦争継続 の方針をとりました。
これに対し、社会革命党・メンシェヴィキを中心とする ソヴィエト は、 戦争の即時講和 を主張しました。
このように、二月革命後のロシアで臨時政府とソヴィエトが並立して政治権力を握っていた状態を 二重権力 と表現します。
社会革命党の所属で、ソヴィエトの指導者でもあった ケレンスキー が臨時政府の首相に就任すると、彼は戦争継続の方針を崩さず、即時講和を求める民衆からは不満の声が上がりました。
やがて人びとの期待は、臨時政府にもソヴィエトにも属さない ボリシェヴィキ に集まっていくことになったのです。
第一次世界大戦とロシア革命の練習
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今回はロシア二月革命と二重権力の時代について学習しました。
内容を確認していきましょう。