今回は内戦と諸外国の干渉について学習しました。
内容を確認していきましょう。

ロシアでは1917年から 内戦 が起こり、国内は混乱状態にありました。1918年からは 対ソ干渉戦争 が始まり、国外勢力からの圧力にも苦しめられました。

ロシア革命の影響拡大を警戒する国々は、チェコ兵救出を口実にして シベリア出兵 を行いました。ロシアの隣国 ポーランド は、領土拡大を狙って ポーランド＝ソヴィエト戦争 を起こしました。

1919年には、ロシア共産党が中心となって コミンテルン が組織されました。コミンテルンは各国に 革命の指導 を行うことを目的としていました。

内戦や諸外国の干渉を乗り越えるため、1918年には 戦時共産主義 と呼ばれる経済政策が実施されました。農作物の強制徴発や食糧の配給などが行われましたが、国民からは大きな不満を集めました。

内戦と対ソ干渉戦争を乗り越えたロシアは、1922年に他の共和国とともに ソヴィエト社会主義共和国連邦 を結成しました。構成国はロシア・ウクライナ・ベラルーシ（白ロシア）・ザカフカースの４共和国です。

欧米など資本主義諸国は当初ソ連を認めませんでしたが、ロシアが新経済政策（ネップ）を実施した1920年代からは次々に承認する国が現れました。

最初に承認した国は ドイツ です。ドイツは ラパロ条約 を締結してロシアを承認しました。

最終的にはアメリカがソ連を承認し、ソ連は国際社会に参加することになりました。1934年には国際連盟に加入しています。