高校世界史B
5分で解ける!敗戦国の処理に関する問題
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練習の解説授業
ドイツ以外の敗戦国の処分
第一次世界大戦で敗戦国となった オーストリア・ブルガリア・ハンガリー・トルコ(オスマン帝国) は、それぞれ連合国と講和条約を締結しました。中でもオーストリアが結んだ講和条約を サン=ジェルマン条約 といいます。
アメリカ大統領ウィルソンが唱えた「 民族自決 」の理念に基づき、第一次世界大戦後には ハンガリー など東欧諸国が次々に独立を達成しました。
独立達成の裏には、東欧諸国を社会主義国 ソ連 との「壁」に利用したいという西欧諸国の思惑がありました。西欧諸国は社会主義の影響が拡大することを恐れ、東欧諸国に防波堤としての役割を期待したのです。
第一次世界大戦後の西アジア情勢
第一次世界大戦で オスマン帝国 が敗れたことで、その支配地域であった西アジアでは様々な動きが見られました。
アラビア半島では、メッカの首長フセインが フセイン・マクマホン協定 に基づきヒジャーズ王国を建国しました。イギリスの支援を受けた イブン=サウード はヒジャーズ王国を征服すると、アラビア半島の大部分を統一して サウジアラビア王国 を建国しました。
アラビア半島以外の旧オスマン帝国領については、イギリスやフランスの 委任統治 のもとにおかれることになりました。 イラク ・パレスチナ・トランスヨルダンはイギリス、シリア・レバノンはフランスに管理されることになったのです。
イギリス・フランスは統治にあたって 民族や宗教の違いを無視して国境線を引いた ため、この地域では民族問題・宗教問題が発生するようになり、現在でも不安定な状態が続いています。
ヴェルサイユ体制とワシントン体制の練習
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今回はドイツ以外の敗戦国の処理について学習しました。
内容を確認していきましょう。