高校世界史B
5分で解ける!国際協調主義にむけてに関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
これでわかる!
練習の解説授業
ヨーロッパは皆で仲良く!?
第一次世界大戦終結後、ヨーロッパを中心に 国際協調 の動きが高まりました。
1925年には ロカルノ条約 が結ばれ、西ヨーロッパの安全保障が確認されました。翌年にはドイツが 国際連盟に加盟 し、国際社会への復帰を果たしました。
1928年には 不戦条約 が結ばれました。この条約は、アメリカ国務長官ケロッグと、フランス外相 ブリアン の提唱に基づき締結され、最終的には63カ国が参加することになりました。
1930年には ロンドン軍縮会議 が開催され、アメリカ・イギリス・日本の間で 補助艦の保有比率 が規定されました。日本が軍縮の動きに協調したことは、国外からは高く評価されましたが、国内の軍部、特に海軍は不満を高めていくことになりました。
払えるワケがない!ドイツを苦しめたお金のトラブル
敗戦国ドイツが課された賠償金はあまりにも膨大で、とても支払うことはできませんでした。賠償金支払いの滞りを不服とするフランスは、ベルギーと共に ルール 地方を占領しました。
この結果ドイツでは激しい インフレーション が発生し、経済危機を迎えることになりました。そこでアメリカは ドーズ案 、次いで ヤング案 を提唱し、ドイツの賠償金支払いとイギリス・フランスの経済復興を支援しました。
1929年に 世界恐慌 が発生すると、アメリカ大統領フーヴァーは、各国の賠償支払いと対米戦債支払いを1ヵ年停止することを宣言しました。これを フーヴァー=モラトリアム といいます。
ただしフーヴァー=モラトリアムの効果は上がらず、ドイツ・イギリス・フランスの経済は混乱することになってしまいました。
ヴェルサイユ体制とワシントン体制の練習
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今回は国際協調主義について学習しました。
内容を確認していきましょう。